霧馬山「やっぱり力が違う…」朝乃山に4勝8敗と圧力負け 大関獲り足固めの前に元大関で“力試し”

2023年02月14日 16:43

相撲

霧馬山「やっぱり力が違う…」朝乃山に4勝8敗と圧力負け 大関獲り足固めの前に元大関で“力試し”
高砂部屋へ出向き、朝乃山(右)と申し合い稽古を行った霧馬山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の小結・霧馬山(26=陸奥部屋)が14日、東京都墨田区の高砂部屋で出稽古を行った。
 この日、計20番取った申し合いのうち十両・朝乃山(28=高砂部屋)と12番。「朝乃山と稽古やりたいと思って」と志願していたとおり気持ちを前面に出し、申し合いで朝乃山が勝ち残るとすぐに土俵へ入って買ってもらえるようアピールして積極的に稽古を重ねた。結果は4勝8敗。「思ったよりも強かった。まだ頑張らないと勝てないと思いました。さすが(元)大関だな」と朝乃山の実力に脱帽していた。立ち合いから一気に攻め込まれる相撲が多く、陸奥部屋の鶴竜親方(元横綱)からは「やっぱり圧力負けしてるよね。今日のような稽古じゃなかなか難しい」と苦言を呈された。

 初場所は小結で11勝を挙げ、新関脇昇進が確実な春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)では大関獲りの足固めに挑む。「(自身が)大関を目指していて、元大関とやれるので」と、次の番付へ向けた一つの力試しの意味合いもあったこの日の稽古。4勝8敗と圧倒され「今の力では無理かなと思いました。大関に上がった人はやっぱり力が違うなと思いましたね」と“大関”の強さを肌で感じていた。

 それでも、相手得意の右四つから寄り切って勝つなど力強さを随所に示した。「強い人とやると、勝っても負けても良い稽古できて自信になる」と少し手応えを得る場面も。「良い稽古できたんじゃないですか。ちょっと落ち込んだけど、これからですね」。1カ月後に初日を迎える春場所へ、最後は笑顔で前を向いた。

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