キングスが“記録的”な粘り勝ち クリッパーズではウエストブルックが新天地でデビュー

2023年02月25日 16:32

バスケット

キングスが“記録的”な粘り勝ち クリッパーズではウエストブルックが新天地でデビュー
シュートを決めて雄叫びをあげるキングスのモンク(AP) Photo By AP
 NBAは25日に各地で8試合を行い、ロサンゼルスでは西地区全体3位のキングスと4位のクリッパーズが激突。キングスは第4Qの残り3分18秒で11点差をつけられていたが、残り2・1秒、この日自己最多の45得点をマークしたマリク・モンク(25)の3点シュートで追いつき、再延長(5分)でも残り1分57秒で6点差のビハインドとなりながら、残り36・5秒にディアーロン・フォックス(25)が決めたジャンプシュートまで連続7点を奪って試合をひっくり返した。
 キングスは176―175(前半76―80、延長11―11、再延長12―11)でクリッパーズを振り切って34勝25敗。176点は1993年1月2日の76ers戦で記録した154点を上回るチーム史上最多得点となった。またフォックスも42得点を記録しており、同じ試合で2人が40得点以上を稼いだのはチーム史上初めてとなった。

 NBAのチーム最多得点は1983年12月13日にピストンズが第3延長の末にナゲッツを下したときの186点で、歴代2位はそのとき負けたナゲッツの184点。この日のキングス(176点)は歴代3位で、クリッパーズ(175点)は4位となった。

 クリッパーズは33勝29敗となってサンズに抜かれて西地区全体の5位に後退。カワイ・レナード(31)が今季自己最多の44得点、ポール・ジョージ(32)が34得点をマークしたものの、第4Q終盤ではターンオーバーを4回連続で犯して勝利を逃す結果となった。

 3点をリードして迎えたこのクオーター最後のディフェンスではキングスのフォックスがベースライン際を左サイドからドライブ。しかし右サイドで待ち構えていたモンクとマッチアップしていたノーマン・パウエル(29)がフォックスの動きにつられてモンクに背中を見せる形となり、致命的な3点シュートを許してしまった。

 この試合ではレイカーズからジャズにトレードされたあとバイアウト(早期解約)でFAとなり、クリッパーズと契約したラッセル・ウエストブルック(34)が新天地初戦で先発として出場。39分のプレータイムでターンオーバーを7回犯しながらも17得点と14アシストをマークしたが、再延長の終盤に6反則で退場となった。

 クリッパーズは先発全員が30代で平均年齢は32・4歳。30代がハリソン・バーンズ(30)1人だけのキングスは25・4歳だったが、最後は“若さ”がベテランの体力を削り取って勝利を収めた。

 なおクリッパーズの3点シュートの成功本数(26)もチーム記録。ただしターンオーバーを25回犯して42点を献上するなど、ミスの目立った一戦となった。

 <24日の結果>
ニックス(34勝27敗)115―109*ウィザーズ(28勝31敗)
*ホークス(30勝30敗)136―119キャバリアーズ(38勝25敗)
*バックス(42勝17敗)128―99ヒート(32勝28敗)
ホーネッツ(18勝43敗)121―113*ティンバーウルブス(31勝31敗)
*ブルズ(27勝33敗)131―87ネッツ(34勝25敗)
*サンズ(33勝28敗)124―115サンダー(28勝31敗)
*ウォリアーズ(30勝30敗)116―101ロケッツ(13勝46敗)
キングス(34勝25敗)176―175(再延長)*クリッパーズ(33勝29敗)
 *はホームチーム

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