馬場咲希前向き!1番ボギーから切り替え「一日の嫌な部分を全部使ったなぁと思うように」5差20位浮上

2023年02月25日 02:30

ゴルフ

馬場咲希前向き!1番ボギーから切り替え「一日の嫌な部分を全部使ったなぁと思うように」5差20位浮上
5番でティーショットを放つ馬場 Photo By 共同
 【米女子ゴルフツアー ホンダLPGA第2日 ( 2023年2月24日    タイ サイアムCC=6576ヤード、パー72 )】 昨年の全米女子アマ覇者でアマチュアの馬場咲希(17=代々木高2年)は28位から出て6バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーの20位に浮上した。ボギー発進もポジティブ思考で切り替え、後半は一気に伸ばした。首位で出た畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)も通算7アンダー、渋野日向子(24=サントリー)は通算3アンダーで50位。ナッタクリッタ・ウォンタウェーラプ(20=タイ)が通算12アンダーで首位に立った。
 天真らんまんな17歳は気持ちの切り替えも早かった。前日はイーグルを決めた1番パー5で悪夢のボギー発進。バンカーからの3打目はグリーンをオーバー、4打目のアプローチもミスが続いた。それでも馬場は「一日の嫌な部分を全部使ったなぁと思うようにして切り替えました(笑い)」。前向きな思考は運をも呼び寄せた。

 ティーショットを左に曲げた3番パー4では残り約100ヤードの2打目を木の枝に当てながらもピン奥に着弾。約5メートルを沈めてバーディーを取り返す。262ヤードに設定され、1オンも狙える15番パー4も左に曲げ、グリーン左の木に当ててしまう。だが2打目のアプローチをピン横50センチにつけ、バーディー。バックナインでは4つ伸ばす爆発力も見せた。

 先月のタイ合宿ではサイアムCCも6回ラウンドし、大好きなコースという。年末年始もタイで過ごし“グリーンを読む”ことに特化したトレーニングも積んだ。自信の裏付けがあればピンチでも動じない。「前半は耐えるところは耐えることができていた。後半は攻めるところで攻めていけたと思います」と振り返った。

 首位を走るウォンタウェーラプは昨年11月アジア太平洋女子アマ予選で一緒に回り、300ヤード級の飛距離に「世界は広い」と驚いた思い出を持つ。馬場も今オフは6キロの体重増に成功。2日間の1W平均飛距離は272ヤードと進化を見せる。「明日もゆっくり自分のペースでバーディーを取っていければ」。5打差はV圏内。笑顔の17歳がほほ笑みの国での快進撃を予感させた。

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