体操男子で伏兵 代表歴なし22歳三輪が首位 ノーミスに笑顔 全日本個人総合選手権予選

2023年04月22日 04:22

体操

体操男子で伏兵 代表歴なし22歳三輪が首位 ノーミスに笑顔 全日本個人総合選手権予選
男子予選、鉄棒を終え笑顔の三輪哲平(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 体操の全日本個人総合選手権第2日は東京体育館で男子予選が行われ、三輪哲平(22=セントラルスポーツ)が6種目合計86・132点で首位に立った。3連覇を狙う東京五輪2冠の橋本大輝(21=順大)は86・065点で2位スタート。世界選手権(9~10月、ベルギー)の選考を兼ねており、あす23日の決勝と5月のNHK杯の合計得点で既に出場権を獲得している橋本を除き4枠のうち2人が決まる。
 伏兵の三輪がロケットスタートを決めた。五輪、世界選手権の代表歴はない22歳が課題の着地を6種目中5種目で決めて首位発進。「ノーミスでやり切れたことが良かった」と振り返り「86点で1位通過は可能だと思っていた」と自信を口にした。セントラルスポーツ入社1年目。順大時代はともに汗を流した1学年後輩の橋本が「ポテンシャルは計り知れない」と評する逸材が、初の代表入りを視野に入れた。

 ≪橋本「80点」2位≫3連覇を狙う橋本は「80点」の内容で逆転圏の2位につけた。回復途上の腰の疲労骨折に加え、2日前の跳馬の練習中には右足首をひねり、痛みに耐えながらの演技。跳馬の着地でミスし、鉄棒では大技リューキンを回避したが「よくここまでできた」と振り返った。三輪とはわずか0・067点差。3連覇が懸かる決勝へ「負けたくないプライドがある」と五輪王者としての自覚を示した。

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