【夏場所番付発表】新関脇・若元春「看板が大きくなって気が引き締まる」弟・若隆景に追いつき決意新た

2023年05月01日 15:19

相撲

【夏場所番付発表】新関脇・若元春「看板が大きくなって気が引き締まる」弟・若隆景に追いつき決意新た
新関脇に昇進し、会見を行う若元春(左)と師匠の荒汐親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は1日、夏場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、若元春(29=荒汐部屋)の新関脇昇進が決まった。
 「関脇」と書かれた新番付を見て「小結の実感自体最近出てきたばかりだったので、まだ実感が湧いていない」としながらも「一番近い(存在の)弟が戦ってきた地位に追いつけたので、負けないように全部出せたら」と自覚を強めた。新小結から2場所連続勝ち越しての関脇昇進。「もう一つ看板が大きくなったと思って気が引き締まる。より一層頑張らなきゃいけないなと思ってます」と決意を新たにした。

 小結に番付を下げた弟の若隆景(28=荒汐部屋)が関脇経験者のため、史上4組目となる兄弟関脇の誕生。初代若乃花と初代貴ノ花、逆鉾と寺尾、3代目若乃花と貴乃花に続き「光栄なこと。歴代の方々に恥じないように頑張らないと」と話した。

 小結2場所目となった春場所は自己最多となる11勝の好成績。「自分の中では上々」としつつ「欲を言えばまだまだキリがない。三賞には届いてないですし、あと1番勝っていれば優勝争いに残っていたと思うと…」とさらなる好成績を目指す貪欲さも見せた。大関獲りへの足固めに挑む場所となるが「自分が一番意識してないので(大関への実感は)全然ないですね」と無欲で臨む。

 会見に同席した師匠の荒汐親方(元幕内・蒼国来)は「左四つになった瞬間、安心して相撲が見れる。かなり完璧の状態にできている」と若元春の得意の型を評価。この1年半で新入幕から新三役、そして関脇へと駆け上がった愛弟子の急成長ぶりに「言ったとおりの相撲を取るようになった。まだまだ彼の成長はここで止まってほしくないのでもっともっと頑張ってもらいたい」と大きな期待を寄せた。

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