【夏場所番付発表】霧馬山「最後だと思って」大関獲りへ強い覚悟 昇進で4年ぶり故郷凱旋プランも

2023年05月01日 12:49

相撲

【夏場所番付発表】霧馬山「最後だと思って」大関獲りへ強い覚悟 昇進で4年ぶり故郷凱旋プランも
新番付を手に笑顔の霧馬山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は1日、夏場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。
 初めて東正関脇の地位に就いた霧馬山(27=陸奥部屋)は、横綱の隣に自身のしこ名が書かれた新番付を見て「やっと近づいたな、近くに来たな」と改めて次の番付への意識を高めた。

 春場所で初優勝を果たし、夏場所は大関獲りに挑む。直近2場所で合計23勝を挙げており、昇進目安の33勝に到達するには10勝以上が必要となる。「いつも通りの気持ちでまずは勝ち越して、2桁(勝利)行きたい」と目標を定めた。また、部屋の鶴竜親方(元横綱)に「チャンスはそんなに来ないよ」と勝負の場所での奮起を促されており「最後だと思ってやっていく。今場所で決めたいという思いもあります」と強い覚悟を示した。

 稽古熱心で知られる大関候補は、春場所直後は右ふくらはぎの炎症で出遅れたものの4月中旬から実戦稽古を再開。「稽古しかないので」と、巡業や出稽古で精力的に稽古を積み重ねてきた。今場所から番付発表以降の出稽古も可能に。「場所前にいろいろな人と胸を合わせるのは大きいと思う」と、調整面でかなりプラスになることを感じていた。

 大関昇進を目指すモチベーションが一つ加わった。15年に入門して以来、故郷に帰ったのは新十両昇進を果たした19年の一度だけ。「師匠から“今場所(大関に)上がったら帰っていいよ”と言われた」。モンゴルの首都・ウランバートルから車で7時間かかるというドルノド県へ、新大関として凱旋することを見据えた。

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