レイカーズの相手は昨季王者のウォリアーズ 最終戦でキングスを振り切る カリーが驚異の50得点

2023年05月01日 07:36

バスケット

レイカーズの相手は昨季王者のウォリアーズ 最終戦でキングスを振り切る カリーが驚異の50得点
キングスとの第7戦で50得点をマークしたウォリアーズのカリー(AP) Photo By AP
 昨季王者で今季は西の第6シードでポストシーズンを迎えていたウォリアーズは4月30日、敵地サクラメント(カリフォルニア州)で第3シードのキングスを(前半56―58)で下して4勝3敗。ステフィン・カリー(35)が3点シュートを18本中7本成功させ、プレーオフ自己最多の50得点と8リバウンド、6アシストをマークし、0勝2敗からの“逆転突破”を果たした。
 カリーのこれまでのプレーオフにおける最多得点は21年6月5日のファイナル第3戦(対ラプターズ)での47。第7戦での50得点は、21年の東地区準決勝で当時ネッツに在籍していたケビン・デュラント(現サンズ)が延長の末に111ー115で敗れた試合の中でマークした48得点を上回るNBA新記録となった。すでにファイナルで4回の優勝を飾っているスティーブ・カー監督(57)は就任9シーズン目。西地区のチームとのプレーオフでは19回のシリーズをすべて制覇したことになった。

 ウォリアーズは今季のロードではプレーオフに進出した全16チーム中のワーストとなる11勝30敗だったものの、今シリーズでは第5戦に続いて敵地で2勝。先発の平均年齢はキングスよりも5・8歳高い31・2歳だったが、逆境をはねのけてファイナル連覇に可能性を残した。

 ウォリアーズはすでに第2シードのグリズリーズを4勝2敗で退けている第7シードのレイカーズと西地区準決勝で対戦(2日スタート)。ホームアドバンテージは上位シードのウォリアーズが握っている。今季の対戦はレイカーズが3勝1敗と勝ち越しているが、八村塁(25)はウィザーズから移籍後、このうちの3試合に出場。16得点(出場31分)→14得点(同25分)→2得点(同20分)という内容でチームは3試合とも白星を挙げている。

 17年ぶりにプレーオフに進出して19年ぶりのシリーズ制覇まであと1勝と迫っていたキングスは痛恨のホームでの黒星。ドマンタス・サボニス(26)が22得点を挙げたが、ディアーロン・フォックス(25)はこのシリーズ最少の16得点にとどまった。

 東地区準決勝では、プレーイン・トーナメントの2戦目で生き残り、1回戦で第1シードのバックスを4勝1敗で撃破した第8シードのヒートが敵地ニューヨークで第5シードのニックスに108―101(前半44―38)で勝って先勝。1回戦の5試合で平均37・6得点を挙げたジミー・バトラー(33)が25得点と11リバウンドを稼ぎ、最下位シードながら依然として好調を維持している。

 ニックスでは球宴に出場したフォワードのジュリアス・ランドル(28)が左足首の故障で欠場。RJ・バレット(22)が26得点、ジェイレン・ブランソン(26)が25得点、ランドルに代わって先発したオビ・トッピン(25)も18得点を記録したが、チームの3点シュート成功は34本中7本(成功率20・6%)と低調だった。

 なおレギュラーシーズンの地区全体7位チームが準決勝シリーズの中で白星を挙げたのは、1998年の東地区準決勝でニックスがペイサーズ(第3シード)第3戦に勝って以来、実に25年ぶりとなった。

 <4月30日の結果>
 ▼東地区準決勝
(8)ヒート(1勝)108―101(5)*ニックス(1敗)
 ▼西地区1回戦
(6)ウォリアーズ(4勝3敗)120―100(3)*キングス(3勝4敗)

 <地区準決勝のカード>
 ▼東地区
(2)セルティクスー(3)76ers(1日スタート)
(5)ニックスー(8)ヒート(ヒートの1勝)
 ▼西地区
(1)ナゲッツー(4)サンズ(ナゲッツの1勝)
(6)ウォリアーズー(7)レイカーズ(2日スタート)
 *日付は現地時間

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年05月01日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム