豊昇龍「アツくなっちゃったね」ライバル・霧馬山に闘志むき出し 申し合いで何度も「もう一丁!」

2023年05月10日 16:47

相撲

豊昇龍「アツくなっちゃったね」ライバル・霧馬山に闘志むき出し 申し合いで何度も「もう一丁!」
出稽古で時津風部屋に関脇4人が集結。土俵上は豊昇龍。土俵外は(手前左から)若元春、霧馬山、大栄翔(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)が10日、東京都墨田区の時津風部屋へ出向いて計19番の申し合い稽古を行った。
 この日は霧馬山(27=陸奥部屋)、大栄翔(29=追手風部屋)、若元春(29=荒汐部屋)も出稽古に訪れており、関脇4人が勢ぞろい。意識し合うライバルたちとの白熱した稽古に、闘志をむき出しにする場面が見られた。

 霧馬山が連勝し続けて土俵を独占していると、豊昇龍は指名してもらおうと何度もアピール。それでもなかなか買ってもらえず、ついには指名される前に仕切り線の前で蹲踞(そんきょ)して強引に霧馬山との対戦にこぎ着けた。夏場所(14日初日、東京・両国国技館)で大関獲りに挑むライバルと何度もやりたかったのか、勝っても「もう一丁!」と3番連続で取り続けた。

 その後は幕内・錦木(32=伊勢ノ海部屋)らを相手に連勝を重ね、直前で9連勝していた霧馬山に対抗するかのように8番連続で土俵に立ち続けた。最後は幕内・大翔鵬(28=追手風部屋)と4番連続で取り、終わろうとする大翔鵬に何度も「もう一丁!」と懇願。やる気に満ちあふれた状態のまま稽古終了を迎えた。

 稽古後には「ちょっとアツくなっちゃったね~」と苦笑い。この日19番取ったことを確認すると「一番多く取ったのは誰?」と記者に逆質問。20番取った霧馬山だと分かると「もっとやりたかったー」と悔しがった。関脇で直近2場所合計23勝を挙げている霧馬山に対して豊昇龍は合計18勝と、次期大関争いで一歩後れを取っている現状。負けず嫌いな23歳は、この日6番取って4勝2敗と勝ち越したが稽古の番数でも負けたくないようだった。

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