76ersが22年ぶりの“地区準決制覇”に王手 突破確率は82% MVPのエンビードが33得点

2023年05月10日 11:00

バスケット

76ersが22年ぶりの“地区準決制覇”に王手 突破確率は82% MVPのエンビードが33得点
ホーフォードにマークされる76ersのエンビード(AP) Photo By AP
 東の第3シードとしてポストシーズンに突入している76ersは9日、敵地ボストン(マサチューセッツ州)で昨季のファイナルに進出した第2シードのセルティクスを115―103(前半58―49)で下して3勝2敗。最大21点差をつけて、22年ぶりの地区決勝進出に王手をかけた。
 7試合制のプレーオフで2勝2敗となったあとの第5戦を制すると過去228チーム中187チームがシリーズを制覇。76ersは“突破確率82%”というデータ的なアドバンテージを手にしている。

 76ersでは2年連続の得点王で今季のMVPに選出されたセンターのジョエル・エンビード(29)が33得点をマークすれば、延長を制した第4戦で45得点を稼いでいだジェームズ・ハーデン(33)は17得点、8リバウンド、10アシスト。タイリース・マキシー(22)も6本の3点シュートで30得点をチームにもたらし、このシリーズでは初戦に続いて敵地で白星を挙げた。

 右膝の故障でこのシリーズの第1戦を欠場しているエンビードは、第3戦から3戦連続で30得点以上をマーク。第4戦では3点シュートを7本中3本を沈めただけでなく、5リバウンドと4ブロックショットも記録した。

 76ersは6年連続でプレーオフに駒を進めているが、最後に準決勝シリーズを制したのはファイナルまで勝ち進んだ2001年が最後。あと1勝すると22年ぶりの地区決勝進出となる。またセルティクスとプレーオフで対戦するのはこれが22回目(シリーズ制覇は過去9回)。このカードのシリーズを制覇したのは1982年の地区決勝が最後で、以後5回連続で敗退しているだけに、その〝トンネル〟を抜け出る最大のチャンスが訪れている。

 セルティクスはジェイソン・テータム(25)が36得点、ジェイレン・ブラウン(26)が24得点をマークしたものの苦杯。フリースローを34本中9本外しただけでなく、3点シュートの成功も38本中12本(成功率31・6%)にとどまって再びホーム・アドバンテージを失った。

 なおこのシリーズの第6戦は11日に76ersの地元フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で行われる。

 <76ersのプレーオフ成績>
 ▼1回戦(対ネッツ=4戦全勝)
(1)○*121―101
(2)○*98―84
(3)○102―97
(4)○96―88
 ▼東地区準決勝(対セルティクス=3勝2敗)
(1)○119―115
(2)●87―121
(3)●*102―114
(4)○*116―115(延長)
(5)○115―103
 *はホームゲーム

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