柔道・阿部兄妹が凱旋帰国 一二三「ほっとしている」

2023年05月10日 20:11

柔道

柔道・阿部兄妹が凱旋帰国 一二三「ほっとしている」
世界選手権で兄妹で2連覇を果たし、成田空港に帰国した阿部一二三(左)と妹の詩 Photo By スポニチ
 柔道世界選手権(カタール・ドーハ)でともに2年連続4度目の優勝を果たした男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)、女子52キロ級で妹の詩(同)が10日、成田空港に凱旋帰国。試合からまだ丸2日と経っておらず、少々疲れた表情を見せながらも、一二三は「喜びはあるが、ほっとしている。(丸山との)日本人決勝で、決着が付いたのかなと思う。一区切りついた」と安堵(あんど)の表情。詩も「優勝できて良かった。今回は内容も満足している。(本戦の)4分以内にポイントを取って勝てたことが一番」と振り返った。
 大きな成果を上げ、今後は6月にも開催される全日本柔道連盟の強化委員会で、来年のパリ五輪代表の内定を得られるかに注目が集まる。柔道界では最速となる内定を得れば、本番までは1年1カ月の準備期間を得られるメリットがある。一二三は「東京五輪を超えるコンディションにしたい。最高の状態をつくり、研ぎ澄ませる」と話し、6月内定が確実とみられる詩も「メリットだと思う」とし、今年10月と来年2月に実戦をはさみ、本番へ仕上げるプランも披露した。

 今後しばらくは休養する予定で、詩は「夏も近づくので、海に行ったり、リフレッシュしたい」とオフのプランも披露。一二三も「(練習で)詰め詰めだったので、ちょっとゆっくりしたい」と話した。

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