レイカーズまた惜敗 八村は8本連続シュート成功で21得点 ヨキッチには最後まで抵抗
2023年05月19日 12:25
バスケット
八村塁(25)は21―20だった第1Qの8分4秒からコートに登場。この日はナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチ(28)を最初からマークした。
前半のオフェンスでは放った7本のシュートをすべて成功して17得点。このうちダブルクラッチ、バックドアカットなどでヨキッチを3回振り切った。ディフェンスではボールを保持したヨキッチと8回向かい会ったがシュートを決められたのは2回。アシストとオフェンス・リバウンドは1回ずつ許した。
結局この試合で八村はボールを保持したヨキッチとは18回マッチアップしたが、シュートを決められたのは2回で5失点。許したオフェンス・リバウンドは1本でアシストは3つ。シュートの失敗は3回を数えており、第1戦の第4Q同様“ヨキッチ・ストッパー”としての役目はこなしていた。
八村は30分の出場でフィールドゴール(FG)を10本中8本(うち3点シュートは2本中1本)成功させて21得点と2リバウンド、1アシスト、1スティールをマーク。今ポストシーズンでの平均得点は12・3(レギュラーシーズンは11・2)で、FG成功率は60・7%(同48・6%)、3点シュートの成功率は54・5%(同31・9%)となった。
ナゲッツではやはりヨキッチがチームをけん引。第2戦では42分出場し、3点シュートは3本とも外したものの23得点、17リバウンド(うちオフェンス4)、12アシストで第1戦に続いてトリプルダブルを達成し、今ポストシーズンでは4試合連続7回目となった。
ジャマール・マーリー(26)も43分の出場で37得点、10リバウンド、5アシスト、4スティールと奮闘。第4Q(チームスコアは32―24)には1人で23得点を稼いで勝利に貢献した。
なおプレーオフ進出が12から16チームになった1984年以降、西地区決勝には過去39年で第1シードは31回勝ち残っているが、このうち23チームがシリーズを制してファイナルに進出しており、シリーズ突破確率は0%の第7シード(87年のスーパーソニックスは4戦全敗で敗退)に対して、第1シードは74%となっている。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場3分56秒=6得点)
(1)8分17秒・シュルーダーが外した右コーナーからの3点シュートをオフェンス・リバウンドでキープ。ゴール下でシュート=○
(2)10分2秒・左サイドからインサイドにカット。ヨキッチをかわしてゴール下バックサイドからシュート=○(アシスト・デービス)
(3)11分14秒・左ベースライン際をドライブ。ヨキッチをかわしてダブルクラッチからゴール下=○(アシスト・ウォーカー4世)
▼第2Q(出場9分48秒=11得点)
(4)ジェームズがキックアウトしたボールを左サイドで受けて3点シュート=○(アシスト・ジェームズ)
(5)1分59秒・正面やや右でジャンプシュート=○(アシスト・ジェームズ)
(6)3分19秒・速攻で左サイドを疾走。ジェームズからボールを受けてゴール下バックサイドで右手でシュート=○(アシスト・ジェームズ)
*7分18秒・フリースロー2本=○○
(7)11分34秒・バックドアカットでヨキッチを振り切りアリウープでダンク=○(アシスト・ヨキッチ)
▼第3Q(出場5分51秒=2得点)
(8)8分11秒・インサイドにカットしてゴール下(アシスト・リーブス)
(9)9分34秒・左コーナーから3点シュート=×
▼第4Q(出場10分32秒=2得点)
*2分22秒・フリースロー2本=○○
(10)2分54秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=×
<レイカーズの今プレーオフ成績>
▼西地区1回戦(対グリズリーズ=4勝2敗)
(1)○128―112
(2)●93―103
(3)○*111―101
(4)○*117―111(延長)
(5)●99―116
(6)○*125―85
▼西地区準決勝(対ウォリアーズ=4勝2敗)(1)○117―112
(2)●100―127
(3)○*127―97
(4)○*104―101
(5)●104―101
(6)○*122―101
▼西地区決勝(対ナゲッツ=2敗)
(1)●126―132
(2)●103―108
*はロサンゼルスでの試合
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