元大関・栃ノ心が引退 今場所は十両で初日から5連敗「場所前はこんな結果になるとは思わなかった」

2023年05月19日 12:57

相撲

元大関・栃ノ心が引退 今場所は十両で初日から5連敗「場所前はこんな結果になるとは思わなかった」
栃ノ心 Photo By スポニチ
 大相撲の元大関・栃ノ心(35=春日野部屋)が19日、引退届を日本相撲協会に提出した。今場所は東十両5枚目で5日目を終えて5戦全敗だった。
 ジョージア出身の栃ノ心は06年春場所で初土俵を踏み、08年初場所で新十両。2場所で通過し同年夏場所で新入幕。10年名古屋場所で新三役に昇進したのち、右膝のケガで幕下落ちも経験したが14年九州場所で再入幕。18年初場所で初優勝。同年夏場所後に大関昇進を果たした。

 今年初場所で左肩を負傷して春場所から十両に陥落。肩の状態は今場所も思わしくなく、初日から5連敗となった5日目の取組後には「初日から相撲になってないです。勝てると信じてやってきたけど、場所前はこんな結果になるとは思わなかった。残念です」と力なく話していた。

 ◇栃ノ心 剛史(とちのしん・つよし)本名=レヴァニ・ゴルガゼ。1987年(昭62)10月13日生まれ、ジョージア・ムツヘタ市出身の35歳。ジョージアでは相撲、柔道、サンボを経験し、04年世界ジュニア相撲選手権無差別級で3位に。春日野部屋に入門し、06年春場所で初土俵。08年初場所で新十両昇進を果たし同場所で十両優勝。同年夏場所で新入幕。10年名古屋場所で新三役に昇進して幕内上位に定着も、13年秋場所で右膝前十字靱帯断裂などの大ケガを負い幕下55枚目まで転落。復帰後は2場所連続幕下優勝で関取復帰。さらに15戦全勝を含む2場所連続十両優勝で14年九州場所、再入幕。18年初場所で初の幕内優勝を果たし、同年夏場所後に大関に昇進。19年九州場所で大関から陥落し、今年の春場所からは十両の土俵に上がっていた。通算成績681勝614敗106休。幕内成績559勝573敗68休。幕内在位80場所。大関在位7場所。優勝1回。殊勲賞2回、敢闘賞6回、技能賞3回。金星2個。1メートル92、176キロ。

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