“令和の怪物”落合が13勝!来場所の新入幕が確実に「宮城野部屋は仲間」休場した炎鵬のために一致団結

2023年05月27日 16:33

相撲

“令和の怪物”落合が13勝!来場所の新入幕が確実に「宮城野部屋は仲間」休場した炎鵬のために一致団結
狼雅(右)を上手投げで破った落合((撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所14日 ( 2023年5月27日    東京・両国国技館 )】 西十両8枚目の落合(19=宮城野部屋)が狼雅(24=二子山部屋)を破って十両首位の1敗を守り、13勝目を挙げた。
 低く当たって左を差した落合が先に右上手を引いて形を作った。狼雅も両まわしを引いてがっぷりに渡り合うと、落合が強烈な引き付けで狼雅の腰を浮かせて右上手投げで土俵下へ。同じ元高校横綱で4学年上の鳥取城北高の先輩を力勝負でねじ伏せた。「朝稽古で師匠(宮城野親方=元横綱・白鵬)に教えてもらったことができてよかった。必ず右四つにだけはならないようにと確認してきた」。相手得意の右四つにさせず、狙い通りの展開だった。

 今場所は部屋の北青鵬(21)が幕内で早々と勝ち越し、川副(24)が幕下筆頭で5勝を挙げて新十両昇進を確実にした。部屋の力士たちの原動力になっているのは、首のケガで途中休場となった十両・炎鵬(28)の存在。「自分たちの誰もが尊敬する炎鵬関が休場して、本人が一番つらいと思うけど、なんとか結果で恩返ししたいという思いが強い。みんなで頑張りましょうということでやってきた。宮城野部屋は仲間だと思っているので、一緒に盛り上げられたら幸せだと思っています」。それぞれがケガを抱える中、兄弟子への思いが力になった。

 13勝を挙げたことで、来場所の新入幕が確実になった。遠藤(現幕内)と並ぶ所要3場所での史上最速新入幕、そして宮城野親方に“指令”されていた十両2場所通過が現実になる。

 優勝争いは豪ノ山(25=武隈部屋)とともに13勝1敗で千秋楽へ。「14日間やってきたことを明日もやるだけ」と意気込み、十両優勝を見据えた。

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