豪ノ山が母校・中大で十両Vを報告 新入幕確実な名古屋場所へ「自分の相撲を取って勝ち越せるように」

2023年06月12日 16:35

相撲

豪ノ山が母校・中大で十両Vを報告 新入幕確実な名古屋場所へ「自分の相撲を取って勝ち越せるように」
記念撮影に収まる(左から)相撲部の山口弘和監督、河合久学長、武隈親方(元大関・豪栄道)、豪ノ山、大村雅彦理事長、相撲部の丹治竜郎部長(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新入幕が確実となっている豪ノ山(25=武隈部屋)が12日、東京都八王子市にある母校・中大を表敬訪問した。
 ちょうど1年前に新十両昇進の報告に来て以来の母校凱旋。「うれしい。よかったなという感じ。良い報告をしに来ることが今後もできたらな」と喜びを表し「中大の名前をもっと有名にできるように上(の番付)を目指していければなと思います」と決意を新たにした。

 夏場所は、十両史上最高レベルとなった14勝同士の決定戦で落合(19=宮城野部屋、伯桜鵬に改名予定)を下して十両優勝。“令和の怪物”を立ち合いから一気の出足で圧倒するなど持ち味の突き押しで白星を重ね「自分の相撲が取れているのが多かった。それが結果につながった場所だった」と振り返った。

 東十両筆頭で14勝を挙げたため、新入幕となる名古屋場所は、従来の番付編成なら一気に幕内中位まで番付を上げる。「しっかり自分の相撲を取って勝ち越せるように頑張りたい。一番一番集中していけば星もついてくる」と意気込んだ。

 この日の午前中は、東京都大田区の武隈部屋で基礎運動を中心に稽古に励んだ。今後は出稽古も予定しているという。「いつも以上にしっかり体作りをやって相撲を取って、しっかり準備して名古屋場所を迎えられたら。良い成績を残したいですね」と新入幕場所の活躍を見据えた。

 前日は東京・両国国技館で行われた東日本学生相撲選手権大会を観戦し、母校を応援。中大はAクラス団体戦準々決勝で優勝した日大に敗れたが、先に2点取って追い詰めるなど見せ場を作った。「惜しかったですね。期待しましたけど」と後輩たちの活躍に刺激を受けた様子。自身が主将を務めていた4年時の1年生が現在4年生になっており「戦っているのを見るとうれしい気持ちになる。(卒業後は)大相撲に来て一緒の世界でやりたい気持ちもあります」と角界入りに期待した。

おすすめテーマ

2023年06月12日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム