元豪栄道の武隈親方が愛弟子・豪ノ山を評価「前に出る力は幕内でも通用」新入幕場所へ「2桁目指して」

2023年06月12日 17:37

相撲

元豪栄道の武隈親方が愛弟子・豪ノ山を評価「前に出る力は幕内でも通用」新入幕場所へ「2桁目指して」
中大を訪問した豪ノ山(右から2人目)と、元大関・豪栄道の武隈親方(右端)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での新入幕が確実となっている豪ノ山(25=武隈部屋)が12日、東京都八王子市にある母校・中大を表敬訪問した。
 師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)は、豪ノ山について「自分の形を確立しつつある。本人も自信が出てきたんじゃないか」と評価した。特に絶賛したのは、夏場所十両優勝決定戦で落合(19=宮城野部屋)を一気の出足で圧倒した相撲。「ああいう緊張感ある中で自分の相撲を取りきったのは、良い経験になったと思うし自信になると思う」と愛弟子の成長を実感していた。

 名古屋場所の番付が発表されれば、昨年2月の部屋創設以来初めての幕内力士誕生が正式に決まる。「押しに徹しないとこの先どこかで限界が来る。一番の魅力は馬力。押しを磨いて、早く上位戦を取らせてあげるようにしたい」と、押し一本で育てていく方針を示した。

 新入幕場所での目標について、豪ノ山自身は「勝ち越し」と控えめだったが師匠は「2桁(勝利を)目指してほしい」と大きな期待を込めた。「前に出る力は幕内でも通用すると思う。気後れしなければそれなりに取れる。四つで取らないで徹底して突き押しをやっていけば通用する」。師匠は新入幕だった07年秋場所、いきなり優勝争いに加わって11勝を挙げる大活躍。その再現なるか、大きな期待と注目が集まる。

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