課題見えた松山 最終日に4日間ワースト75で32位 11番で痛恨のトリプルボギー

2023年06月20日 04:33

ゴルフ

課題見えた松山 最終日に4日間ワースト75で32位 11番で痛恨のトリプルボギー
通算3オーバーで32位だった松山(AP) Photo By AP
 【米男子ゴルフツアー全米オープン最終日 ( 2023年6月18日    米カリフォルニア州 ロサンゼルスCC=7421ヤード、パー70 )】 12位から出た松山英樹(31=LEXUS)は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの75とスコアを落とし、通算3オーバーの32位で大会を終えた。21年マスターズに続く、メジャー2勝目はお預けとなった。首位タイから70にまとめたウィンダム・クラーク(29=米国)が通算10アンダーでメジャー初制覇を果たした。
 4日間の戦いを終えた松山は険しい表情のまま、足早に会場を後にした。勝負の最終日に4日間ワーストの75。本来の実力を出し切れず、自身42度目のメジャーが幕を閉じた。

 大会初開催の名門・ロサンゼルスCCで計5つ設定されたパー3で術中に陥った。まずは7番パー3。第1打を大きく左に曲げ、これが紛失球となりダブルボギーを叩く。そして今度はモンスターホール、実測295ヤードの11番パー3。フェアウエーウッドでの第1打はピン手前に着弾も、追い風の影響も受けて奥のラフに転げ落ちた。アプローチもショート。小技に定評のある松山が、3オン3パットのトリプルボギーを喫した。

 初日、72で83位と出遅れた。懸命の調整もあって第2、3日は復調しつつあったが、再び最終日は低迷。ショットの状態に波があり、次戦以降に課題を残した形だ。今季メジャーも7月の全英オープンを残すのみ。「メジャーだから勝ちたい」と語っていた31歳。この結果を決して無駄にはしない。

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