ラグビー日本代表 柔術専門家の次は登山家が“臨時コーチ” W杯へエベレスト登頂の経験伝授

2023年06月20日 17:05

ラグビー

ラグビー日本代表 柔術専門家の次は登山家が“臨時コーチ” W杯へエベレスト登頂の経験伝授
ラグビー日本代表の浦安合宿で、室内練習場に掲示されている選手がエベレストを望む姿を描いたタペストリー(日本ラグビー協会公式インスタグラムから)
 ラグビー日本代表が今秋のW杯フランス大会に向けて千葉県浦安市内で行っている強化合宿は20日、第2クール2日目を迎えた。ミニゲームなど約30分間を報道陣に公開。強化責任者の藤井雄一郎ディレクターは、第2クールから登山家を“臨時コーチ”として招へいしていることを明かした。
 参加しているのはニュージーランド人の登山家、ブライアン・ダグ氏だ。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の知り合いで、51歳から登山に挑戦し、七大陸最高峰制覇の経験を持つ60代だという。

 日本代表が昨年からテーマの一つに掲げているのが「エベレストを登る」。W杯フランス大会優勝までの道のりをエベレスト登頂に例えて活動。屋内トレーニング場には、選手たちが山頂を見上げる姿が描かれた大きな垂れ幕がある。

 ダグ氏にはミーティングで、エベレストの登り方や低酸素エリア“デスゾーン”での経験などを伝授してもらったという。今後は選手を複数の少人数グループに分け、より深い内容を伝えてもらうつもりだ。藤井ディレクターは「“どうやって登った”“どういうところが大変か”っていうのを話してもらうために呼んだ。どんどん経験を話してもらう」と期待を込めた。

 今合宿では柔術や総合格闘技の専門家で、ラグビー指導歴もあるジョン・ドネヒュー氏が臨時コーチとして参加しており連日、タックルの極意を指導。各方面のプロフェッショナルから技術や精神面を学び、W杯で優勝という頂上を目指す。

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