渋野日向子 前半9ホール3オーバー「むっずい」コースに苦戦

2023年06月23日 02:30

ゴルフ

渋野日向子 前半9ホール3オーバー「むっずい」コースに苦戦
4番、ティーショットを打つ渋野(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第1日 ( 2023年6月22日    米ニュージャージー州 バルタスロールGC=6621ヤード、パー71 )】 今季メジャー第2戦が開幕した。19年全英女子オープン覇者の渋野日向子(24=サントリー)は国・地域別対抗戦インターナショナル・クラウン以来、約1カ月半ぶりの米ツアー参戦で、クラブの握りをベースボールグリップに変更してからは初のメジャーの大舞台。2番、3番で連続ボギーを叩くなど前半9ホールを3オーバーで終えた。
 渋野は序盤でつまずいた。1番は第2打がグリーンに届かなかったが、アプローチを寄せてパーを拾った。しかし、2番は3パットでボギー先行。3番は第2打をバンカーに入れて連続ボギーを叩いた。9番パー3でも第1打を左ラフに打ち込みアプローチをミスしてスコアを落とした。

 21日に9ホールを回って最終調整した渋野は「自分に期待しない」と言った。その意図をこう説明する。「攻めなきゃいけないコースでもないし、かなり難しい。期待しない分、冷静になれると今は思っています」。クラブの握りを変更して約3週間という自身の状態も勘案。自分にも、コースにも、冷静に向き合うつもりだった。

 今回コース入りした際、駐車場で気がついた。「あれ、ここ3年前に来た」。今大会で使用するロウアーコースとは異なるが、20年に全英女子のプロアマ戦が開催されたのがバルタスロール。縁のある舞台だったのだ。

 ただ「バルタスロールの死闘」という言葉は知らない。80年全米オープンでの青木功とジャック・ニクラウスの優勝争い自体は知っていただけに「まさにここなんですか、ありゃま」と笑った。

 コースの印象については「むっずい!グリーン周りのラフが、もう厄介。グリーンも速いし、アンジュレーションやばいし、なんじゃそのポコポコ、みたいな」と警戒を口にした。左手の痛みもあってベースボールグリップに変えたショットは「なじんできているけど、結果につながるかというとまだ時間はかかる」状態だという。そのショットの不安が的中する形になった。

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