渋野日向子 75で通算11オーバー 130位で今季初の米ツアー予選落ち「落ちるだけ落ちてる」

2023年06月24日 09:31

ゴルフ

渋野日向子 75で通算11オーバー 130位で今季初の米ツアー予選落ち「落ちるだけ落ちてる」
13番、バンカーからのショットを放つ渋野(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権第2日 ( 2023年6月23日    米ニュージャージー州 バルタスロールGC=6621ヤード、パー71 )】 134位から巻き返しを期した渋野日向子(24=サントリー)は1バーディー、5ボギーの75と振るわず、通算11オーバーの130位で予選落ちとなった。米ツアーでは今季初の予選落ち。19年全英女子オープン覇者は「2日しか戦えなかったのは凄く残念。メジャーセッティングのコースだったのでやりがいもありましたし、その中で膿が出てしまった感じもあった」と悔しさをにじませた。
 プレーの合間に、何度も何度も、素振りの動作を繰り返した。渋野の悩みは、それだけ深い。2日間、計36ホールでバーディーは1つ。それもこの日、前半14番で12メートルのロングパットを沈めたものだった。大会を通じてパーオン率は55・56%という数値も苦戦を物語る。「落ちるだけ落ちてるんで」。そう言って口を真一文字に結んだ。

 左手首の痛みもあって、約3週前にショットの握りをベースボールグリップに変えたばかり。ティーショットでは14ホールのうち10ホールでフェアウエーを捉えても、「いいスイングができたっていう感触もない。凄く迷いに迷っている」と明かした。青木翔コーチから連絡をもらい、助言を受けた。バックスイング時に「若干」縦に、右肘を高く上げること。そしてトップまでのクラブのフェースコントロールを意識。何とか糸口を見つけようともがいたが、良いイメージを作れていないのが現状だ。

 2週後には今季メジャー第3戦、全米女子オープンも控えている。初開催されるペブルビーチGL(カリフォルニア州)は「凄く楽しみに、何年も待ち望んでいた大会」だ。幸いにも次週はオープンウィークとなる。「結構しんどいなとは思いますけど、こういう時期も必要なのかなというのをちゃんと受け入れて、前に進むしかない。自分ができる限りの準備をして臨めたら」。一旦頭の中を整理し、次なる戦いに備える。 

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