20歳の爆発!!長野泰雅60で首位浮上 バーディー以上ツアー最多タイ12

2023年06月24日 04:45

ゴルフ

20歳の爆発!!長野泰雅60で首位浮上 バーディー以上ツアー最多タイ12
18番、バーディーパットを決め、笑顔をみせる長野(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第2日 ( 2023年6月23日    栃木県 西那須野CC=7036ヤード、パー72 )】 23位で出た日本人シード選手最年少20歳の長野泰雅(たいが、福岡地行)が1イーグル、11バーディー、1ボギーの60で回り、通算15アンダーで首位に急浮上した。12のバーディー以上(イーグル含む)はツアー最多タイ記録。中島啓太(23=フリー)がホールインワンを決め、63の通算13アンダーで3位につけた。石川遼(31=CASIO)は通算6アンダーの34位に後退した。
 まさに無双モードだった。ツアー最多バーディー記録に並ぶ圧巻のプレーを見せた長野は「(ボールが)フェアウエーにあればバーディーを取れるという感じでした。楽しかった」と胸を張った。

 インスタートの10番で第2打を30センチにつけ、バーディーを奪ったのが快進撃の号砲。4番では12メートルのイーグルパットをねじ込み、3度の3連続バーディーを決めた。最終9番では2メートルのチャンスをショートし記録更新はならず。「50台を出したかったです」と悔しさをにじませたものの「今日はパットが相当入りました。(打てば)入る気がした」と笑顔で振り返った。

 前週から1Wを最新モデルに替え「スピン量が減って直進性が増し、飛距離が10ヤード伸びた」と明かす。パッティングは金谷の打ち方を参考に、構えたらすぐ打つスピードを重視。ラインを読むのは中学、高校時代の同級生キャディーの藤川玲奈さんに任せ、ストロークとリズムに集中した。以前は長いシーズンを乗り切るため体力温存を優先し大会期間中の練習を抑えていた。しかし中島や金谷らが試合の時でも積極的にトレーニングを行っていることに刺激を受け、基礎運動と練習を欠かさないようにした。それが体幹の安定にもつながっている。

 最終組の1組前で回った前週は最終日に74と崩れ12位に終わった。「今週はそのリベンジをしたい」と浮かれた様子は全くない。

 ◇長野 泰雅(ながの・たいが)2003年(平15)5月6日生まれ、福岡県出身の20歳。九州シニア優勝の経験を持つ父・清一さんの影響で9歳でゴルフを始める。沖学園高時代に九州ジュニア優勝。22年日本プロゴルフ協会プロテストでトップ合格。22年日本オープン3位。昨季は賞金3023万円を稼ぎランク30位で初シードを獲得。1Wの平均飛距離は302ヤードでランク11位。1メートル70、75キロ。

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