新大関の霧島「色んな立ち合いを思い切りやってみた」錦木と連続26番

2023年07月02日 15:04

相撲

新大関の霧島「色んな立ち合いを思い切りやってみた」錦木と連続26番
出稽古に訪れた伊勢ノ海部屋で錦木(左)とマッスルポーズを取る新大関の霧島 Photo By スポニチ
 名古屋場所(9日初日、ドルフィンズアリーナ)まで残り1週間となった2日、新大関の霧島(27=陸奥部屋)が名古屋市の伊勢ノ海部屋へ出稽古し、東前頭筆頭の錦木(32)と三番稽古で連続26番取った。19勝7敗の立ち合いは得意の左差し、逆の右差し、のど輪、両前みつ狙いと多彩。「色んな立ち合いを思い切りやってみた。一番一番取っていたら、20番を超えちゃう。錦木関は力が強いし20番でも30番でも稽古したい」と稽古後も疲れの様子は見せなかった。
 一般的に3人以上で行う申し合いとは違い、2人で延々取り続ける三番稽古は休憩がないため消耗が激しい。夏場所で決めた大関昇進伝達式でも述べた、「大関の名を汚さぬよう、今まで以上に稽古して頑張ります」。その言葉を実践するかのようなひたむきさに連日、稽古相手を務めた錦木は「限界です。本当は15番くらいでいいんだけど。(霧島が)30番くらいやろうとした」と苦笑いした。

 先月28日から2日間、佐渡ケ嶽部屋へ出稽古し、前日とこの日は伊勢ノ海部屋。部屋の関取が霧島1人という事情もあり、今後も出稽古中心に仕上げる見通しで、同行した師匠の陸奥親方(元大関・霧島)は「(外へ)行くか(外から)来るか」と語った。

 20年初場所での新入幕以降、名古屋場所は6勝、9勝、8勝とまだ2ケタ勝利がない。今場所のテーマを自ら「暑さ対策」と語るように、モンゴルの遊牧民一家に生まれた新大関にとって名古屋の暑さは大敵なのだろうか。伊勢ノ海部屋がある同市西区の正午の気温は33度に達した。稽古の貯金をため込んで初日へ向かう。

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