渡辺雄太 サンズと契約合意報道 NBAのFA交渉解禁初日に新天地明らかに、デュラントと再タッグ

2023年07月02日 04:30

バスケット

渡辺雄太 サンズと契約合意報道 NBAのFA交渉解禁初日に新天地明らかに、デュラントと再タッグ
渡辺雄太(AP) Photo By AP
 NBAのフリーエージェント(FA)選手の交渉が6月30日に解禁され、ネッツからFAになっていた渡辺雄太(28)がサンズと合意したとAP通信が伝えた。自身4チーム目となる新天地で6季目を迎える。また、制限付きFAの八村塁(25)はレーカーズと3年総額5100万ドル(約73億4400万円)で再契約に合意したとスポーツ専門局ESPNが報道。19年にNBA入りし、ウィザーズとレーカーズでプレーした昨季が契約最終年だった。ともに西の覇権を争うチーム同士で、プレーオフで初の日本人対決にも期待が膨らみそうだ。
 FA交渉解禁初日に新天地が明らかになった。“早期決着”はチーム編成の上で重要な戦力とみなされている証。渡辺が加入するサンズは昨季西カンファレンス4位で、プレーオフ準決勝に進出した強豪だ。デュラント、ブッカーに加え、今オフにはビールを獲得。リーグ屈指のスコアラー3人を支える潤滑油的な役割として、高確率の3点シュートと献身的な守備が武器の渡辺に白羽の矢が立った。

 昨季の渡辺はトレーニングキャンプ契約でネッツに加入。開幕ロースターに残り、デュラント、アービングの二枚看板の信頼を勝ち取った。58試合に出場し、1試合平均16分のプレーで5・6得点、2・4リバウンド、3点シュート成功率は44・4%といずれもキャリアハイを記録した。2月のトレードでデュラント、アービングが移籍して主軸が入れ替わると、出番が激減。既に信頼関係を築いているデュラントと再びサンズでプレーできることは追い風となる。

 渡辺はデュラントについて「あそこまで自分の練習を大切にする人は、今まで見たことがなかった。練習の初日でスーパースターと言われるのは理由があるんだと、分かった。KD(デュラント)のワークアウトには圧倒された」と語っている。NBA6季目。コート内外でお手本とするKDとともに、頂点を目指す戦いが始まる。

 ▽フェニックス・サンズ 1968年創設。アリゾナ州フェニックスに本拠を置く。NBAファイナル3度出場(76、93、21年)も優勝はなし。過去にはスティーブ・ナッシュ、チャールズ・バークレーらスター選手が在籍。04~05年シーズンには田臥勇太が所属して日本人初のNBA選手となり、4試合に出場。新シーズンからペーサーズ、レーカーズなどの監督を歴任したフランク・ボーゲル監督(50)が指揮を執る。

おすすめテーマ

2023年07月02日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム