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柔道ウルフ「魚をさばいている暇があれば…」パリ五輪代表入りへ“本業”へ集中

2023年07月20日 15:43

柔道

柔道ウルフ「魚をさばいている暇があれば…」パリ五輪代表入りへ“本業”へ集中
アジア大会の男子日本代表合宿で取材に応じるウルフ・アロン Photo By スポニチ
 柔道の杭州アジア大会(9月23日開幕、中国)男子日本代表が20日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで実施中の強化合宿を報道陣に公開。東京五輪100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(パーク24)は別メニュー調整だったものの取材に応じ、「柔道の感覚としては、良い状態に少しずつ戻ってきている」と話した。
 五輪後に長期休養に入ったウルフは、昨年12月のグランドスラム(GS)東京大会で復帰も初戦敗退。その2週間後にもマスターズ大会で初戦敗退を喫し、2連覇を目指すパリ五輪代表入りへ一気に窮地に追い込まれた。しかし今年4月の全日本選抜体重別選手権で復活優勝を遂げると、先月のGSウランバートル大会では3位と、国際大会でもようやく結果を残しつつある。

 ウルフ自身の体や爆弾を抱える膝の状態、さらにはルール変更の影響などもあり、東京五輪までの後半勝負の戦術から、序盤から積極的に仕掛けていくスタイルに変ぼう中。そのためにも「足のスピードを意識したトレーニングを取り入れている。ステップが早ければ早いほど、相手にはフェイントが掛かる」とラダートレーニングを取り入れ、フットワークを磨いているという。

 ウルフといえば魚をさばくことが趣味であり、プロの板前級の腕前の持ち主でもあるが、「魚をさばいている暇があれば、練習しろとなる」と現在は封印しているという。国際柔道連盟(IJF)の公式ウェブサイトによれば、パリ五輪代表争いを重要な大会となる来月のマスターズ大会(ブダペスト)にもエントリーしており、今しばらくは柔道一本に集中する構えだ。

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