熱海富士が再入幕当確の9勝目 十両初Vへ1差追走 付け人2人も勝ち越し笑顔「3人そろっては初めて」

2023年07月20日 20:59

相撲

熱海富士が再入幕当確の9勝目 十両初Vへ1差追走 付け人2人も勝ち越し笑顔「3人そろっては初めて」
<名古屋場所12日目>突き落としで獅司(左)を破った熱海富士(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所12日目 ( 2023年7月20日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 十両・熱海富士(20=伊勢ケ浜部屋)がウクライナ出身の新十両・獅司(26=雷部屋)を下して9勝目を挙げた。
 低く当たってすぐに左で前ミツを引いて攻め込んでいくと、土俵際で左からいなされて体が離れた。そこから相手のはたきと押しで少し攻め返されたが、冷静に前に圧力をかけておいての右突き落とし。「落ち着いていたけど引いちゃったので」と満足の内容ではなかった。

 熱海富士が勝ち越した11日目には、付け人の蒼富士(20)も序二段で勝ち越しを決めた。この日は、もう一人の付け人・志摩錦(22=朝日山部屋)も序二段で勝ち越し決定。「3人そろって(勝ち越し)は初めて。しかもこんな早く」と喜びを分かち合い「まだ(残り3日)あるので3人で頑張りたい」と気を引き締めた。

 西十両筆頭で9勝目を挙げ、再入幕は確実に。「あと3日あるのでちょっとでも多く」と白星の上積みを見据えた。4人いた3敗勢で唯一星を伸ばし、2敗の友風(28=二所ノ関部屋)を1差で追う展開に。あす13日目に友風との直接対決が組まれた。十両の優勝争いを左右する大一番を前に「いろいろなことを考えると硬くなっちゃうので」と無欲を強調した。

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