畑岡奈紗が挙げた分岐点「最後の粘り」追う立場で先に叩いた6番のボギー 全英OPで悲願のタイトルを
2023年07月31日 05:30
ゴルフ
「本当に悔しい気持ちはあります。セリーヌがほんとにいいゴルフをしていたので、なかなか追いつくことができなかったです」
地元フランス出身のブティエと2人1組での最終日は完全アウェーだった。それでもスタート時、畑岡の表情は時折笑みもこぼれる穏やかな表情。落ち着いているように映った。1番でブティエが2・5メートルのバーディーパットを決めた後に、2メートルを沈めて奪い返す。互いに譲らぬ中、畑岡が分岐点に挙げたのが6番パー4だった。
直前の5番をブティエがバーディーとし、5打差をつけられていた状況。フェアウエーからの第2打がグリーン奥ラフにオーバーした。粘りのあるラフでアプローチでクラブが抜けきれず、寄せられずにボギー。追いかける立場でブティエよりも先に叩いた重いボギーになった。
メジャータイトルへのあと一歩は何か。24歳は「最後の粘りだったり、ピンチをどうやって切り抜けていくかというところ。今日はショートゲームで拾えるところを落としてしまった。6番とかです」と分析した。
単独トップで最終日を迎えながら4位に終わった前戦の全米女子オープンに続く、悔しい3位。ただ、今季メジャー最終戦のAIG全英女子オープン(10日開幕、英国)が残っている。「メジャーは年間5回のチャンスしかない。目指すところは本当に優勝だけかなと思います」。最終18番パー5、94ヤードを30センチに寄せてバーディーで締める意地の一打を見せた。畑岡の心は折れていない。
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