若隆景 九州場所で幕下転落も復帰へ前向き「楽しみにしておいて」右膝前十字靱帯再建手術から半年

2023年10月03日 15:40

相撲

若隆景 九州場所で幕下転落も復帰へ前向き「楽しみにしておいて」右膝前十字靱帯再建手術から半年
ぶつかり稽古で幕下の大賀(左)に胸を出す若隆景(中央)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲の元関脇・若隆景(28=荒汐部屋)が3日、東京都中央区の荒汐部屋で本場所復帰へ向けての稽古を行った。
 この日は、約30分かけて四股を踏んでから鉄砲、すり足など入念に基礎運動。さらには体重94キロの序二段・綿谷(24)を担ぎ上げてスクワットもこなした。ぶつかり稽古では長兄の幕下・若隆元(31)と幕下・大賀(20)に胸を出し、最後は一丁押しを8本。膝にサポーターは施しておらず、申し合い稽古には参加しなかった。

 今年の春場所13日目に右膝前十字靱帯を断裂し、場所後の4月4日に再建手術。それからリハビリに専念し、夏場所から3場所連続全休が続いていた。部屋の三段目力士らを相手に8月下旬から実戦稽古を再開し、徐々に相手のレベルも上げて幕下力士と相撲を取れるまで回復した。

 東十両7枚目で迎えた秋場所は直前まで出場の可能性を探ったが、完治に至らず休場を決断。九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)では、18年春場所以来約5年半ぶりに幕下に番付を下げることとなる。

 あす4日で手術からちょうど半年。九州場所の出場については「まだ分からない。様子を見ながらしっかり稽古して、やることをやっていく」と明言を避けた。そして、多くのファンが待ち望む復帰へ向け「楽しみにしておいてください」と明るく話した。

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