女子マラソン・一山麻緒「どんな展開でもパリの切符を必ず手にする」MGC会見で意気込み

2023年10月13日 15:59

マラソン

　男女マラソンのパリ五輪代表を懸けたマラソン・グランド・チャンピオンシップ（MGC）は15日に東京・国立競技場発着のコースで開催される。13日には都内ホテルで記者会見が行われ、女子の出場選手が抱負を語った。

　東京五輪で8位入賞し、出場選手最高の2時間20分29秒の自己記録を持つ一山麻緒（資生堂）は「どんなレース展開になっても、最後はパリの切符を必ず手にすることだけを頭に入れて練習してきた。MGCのコースに似せたコースを実際に使って大事なポイントはやってきた。あさっては勝つだけを思って走りたい」とコース攻略に自信を見せた。

　海外では2時間11分台の世界記録が生まれるなど女子マラソンは急速にレベルアップしている。リオデジャネイロ五輪はトラック、東京五輪はマラソンで出場した鈴木亜由子（日本郵政グループ）は「タイムだけでなく力強さがMGCでも五輪でも求められる。今回はアップダウンというのも走り込んで足を作ってきた。そういった取り組みが結果につながるようにレースを作りたい」と走り込みの量を強調した。

　前回大会を制し、東京五輪に出場した前田穂南（天満屋）は「スピードも重視しながら距離をしっかり走り込んで力を付けてきた。勝負ということではタイムより自分の速いペースで押して、左右されず自分のリズムで走ることで力を発揮できる。前回大会よりイメージしながら取り組めた」と自分のリズムを守ることが勝利につながると実感を込めた。

　女子は午前8時10分にスタート。上位2選手がパリ五輪代表に内定する。パリ五輪のマラソン日本代表は男女各3枠。残る1枠はMGCファイナルチャレンジで決定する。