大賞は陸上短距離の本郷汰樹 100万円獲得へ世界に挑戦するアスリートが自らをプレゼン

2023年11月23日 04:30

スポーツ社会

大賞は陸上短距離の本郷汰樹 100万円獲得へ世界に挑戦するアスリートが自らをプレゼン
(左から)アンバサダーの古田敦也氏、野村忠宏氏、大賞を受賞した本郷汰樹、アンバサダーの伊達公子さん、潮田玲子さん、主催者の金沢景敏氏 Photo By 提供写真
 世界に挑戦するアスリートが自らプレゼンテーションし、活動費や遠征費などにあてる100万円獲得を目指す「AthTAG(アスタッグ) GENKIDAMA AWARD 2023」がこのほど都内で行われた。
 陸上、フェンシング、トランポリンなどさまざまな競技の「ミライアスリート」男女8選手が参加。五輪3連覇の柔道家・野村忠宏氏、女子テニスの元世界ランキング4位・伊達公子さん、プロ野球ヤクルト元監督の古田敦也氏、バドミントン元日本代表の潮田玲子さんの4人で構成する「AthTAGプロジェクト公式アンバサダー」をはじめ同プロジェクトの参画企業の代表者を前に、各競技の魅力と個人の目標、競技を通しての社会貢献などについて、自身の思いや計画をそれぞれ10分ずつ披露した。

 公式アンバサダーと参画企業による投票で、大賞に選ばれたのは陸上短距離の本郷汰樹(24、オノテック)で活動応援費100万円を獲得。準大賞にあたる副賞(50万円)には、パドルボード世界選手権で2連覇を達成し、1児の母でもあるライフセービングの三井結里花(31、館山サーフライフセービングクラブ)が選出された。

 本郷は名古屋大学の大学院2年時に学生歴代9位タイの100メートル10秒12をマーク。夢の9秒台へ、100万円は「オーストラリア、ニュージーランドへの遠征、大会参加費に使いたい」と話した。

 主催者の一般社団法人スポーツインフィニティ代表理事で、AtheReebo代表取締役の金沢景敏氏は「アスリートが資金不足で強化や遠征が難しいこともある。現役アスリート、引退アスリート、アスリートを応援したい企業がタッグを組むという意味が『AthTAG』には込められている。今後、支援の規模を拡大ていきたい」としている。

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