【第100回早慶戦】慶大は13年ぶり勝利ならず SO山田「準備が実らずショックな部分ある」

2023年11月23日 18:35

ラグビー

【第100回早慶戦】慶大は13年ぶり勝利ならず SO山田「準備が実らずショックな部分ある」
<早大・慶大>前半、トライを決める慶大・山田(左)(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   慶大19-43早大 ( 2023年11月23日    東京・国立競技場 )】 節目の100回目を迎えた定期戦が行われ、慶大は19―43で早大に敗れ、通算対戦成績は20勝7分け73敗となった。定期戦では14年の引き分けをはさんで12連敗となり、青貫浩之監督は「この試合に勝つためだけに取り組んできたが、結果を出すことができず、監督として指導不足だったと思っている」と敗戦の責任を背負った。
 昨年度の大学選手権は準々決勝で敗退し、今年1月中旬には新体制で再始動した慶大。毎日の練習、ウエートトレーニング、ミーティングなど、至るところで意識してきたのが、毎年11月23日に行われる早大戦だった。だが試合開始早々から攻め手が多彩な相手に主導権を握られ、前半20分までに3連続トライを許す最悪のスタートに。その後の連続トライで食い下がったものの、13年ぶりの白星は遠かった。

 前半23分、自ら転がしたボールを再獲得する個人技でトライを奪ったSO山田響(4年)は、モスト・インプレッシブ・プレーヤーのスピーチの最後に、言葉を詰まらせた。「1年間、準備してきたが実らず、ショックな部分はある」と、この一戦に懸けていた思いを吐露。「慶応はボールを保持し続けてもハッピーなチームじゃない」とし、キック戦術には手応えを示した。

 対抗戦では3勝3敗、総勝ち点14で暫定5位。最終戦となる12月2日の帝京大戦(東京・秩父宮ラグビー場)や他校の結果次第では、上位5校に与えられる大学選手権の出場権を逃す可能性がある。青貫監督は「ブレークダウンで食い込まれた。春からこだわってやってきたが、今日は発揮できなかった。そこをもう一度やらないと、帝京大や選手権で当たるチームにかなわない」と語気を強めた。

おすすめテーマ

2023年11月23日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム