新十両・日翔志「意地とプライドで」2勝目!傷だらけでも気迫の土俵「戦い続けることが恩返し」

2023年11月23日 16:48

相撲

新十両・日翔志「意地とプライドで」2勝目!傷だらけでも気迫の土俵「戦い続けることが恩返し」
<大相撲九州場所・12日目>日翔志が下手投げで輝を破る撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所12日目 ( 2023年11月23日    福岡国際センター )】 新十両・日翔志(26=追手風部屋)が輝(29=高田川部屋)を破って2勝目を挙げた。
 互いに手を出して押し合いから右四つに組み合うと、日翔志は左手で輝の右手首をつかんで差させず。「左足が軸になるからいける」と機を見て思い切って体を開いて右からの下手投げを決めた。

 2日目に右足首の靱帯を損傷。翌日以降は痛み止めを打っての強行出場が続き、ここ数日は痛み止めも打っていないという。既に10敗を喫しており、十両残留はかなり厳しい状況。それでも「このまま終わったらなめられて終わる。意地とプライドで勝ちました」と気力を振り絞って2勝目をつかみ取った。

 前日は獅司(26=雷部屋)との一番で相手の歯が顔に当たって流血。顔の左側には2カ所大きな傷ができており満身創痍だ。しこ名の下の名「忠勝」は戦国武将の本多忠勝にあやかってつけたもの。本多忠勝は「戦で生涯一度も傷を負ったことがない」という逸話を持つ。「日翔志 忠勝」は全身傷だらけだが、関取残留の可能性をわずかに残す残り3日へ「悔いが残らないように。負けても勝っても15日間戦い続けることが、応援してくれる人への恩返しになる」と、不屈の闘志で土俵に上がる。

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