横審で豊昇龍の“長すぎる”立ち合いが話題に 山内委員長「見苦しい」

2023年11月27日 18:52

相撲

横審で豊昇龍の“長すぎる”立ち合いが話題に 山内委員長「見苦しい」
<大相撲九州場所・5日目>豊昇龍が押し出しで豪ノ山を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は27日、東京・両国国技館で定例会合を開き、大関・豊昇龍(24=立浪部屋)の手つきに関して各委員から厳しい意見が挙がった。
 九州場所5日目の豪ノ山戦。豊昇龍は相手が先に右手をついていたのに、両腕をひざにあてた姿勢でなかなか手をつこうとせず、取組後に審判部に呼び出され「注意」を受けた。会合では相撲協会幹部、部屋の師匠の指導に期待したいなど改善を求める声が上がったという。

 会見の冒頭で山内昌之委員長(東大名誉教授)は「将来の横綱昇進の可能性が期待される力士の中に、立ち合いにおいて、見苦しい、常識を欠いたような風情が見られたのは残念なこと」と見解を述べた。その後の質疑のなかで期待される力士が豊昇龍であることを明かし「小学校から大相撲を見ていますが、あそこまで長いのは見たことがない。どういう意図だったか気になるところ。稽古熱心で稽古総見でも若手にアドバイスしているところも見ている。今後精進を重ねてほしい」と続けた。

 会合では13勝2敗で2度目の優勝を果たした大関・霧島について議論され、初場所で内容の伴う優勝を果たせば横綱に推挙する方針で一致した。


 

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