序二段優勝決定戦で“番狂わせ”相撲歴1年半の大凜山が日大出身の城間破った!「気合入りまくった」

2023年11月27日 07:50

相撲

序二段優勝決定戦で“番狂わせ”相撲歴1年半の大凜山が日大出身の城間破った!「気合入りまくった」
=序二段優勝決定戦=<大相撲九州場所・1日>大凜山(右)が押し出しで城間を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所千秋楽 ( 2023年11月26日    福岡国際センター )】 序二段全勝同士の優勝決定戦が行われ、東61枚目の大凜山(20=荒汐部屋)が東15枚目の城間(23=尾上部屋)を破って初めての各段優勝を果たした。
 立ち合いから突っ張ろうとするも城間の圧力に後退。タイミングよく右からいなすと、バランスを崩した相手を頭で当たりながら突き放して吹っ飛ばした。「気合入りまくってました。一番良い立ち合いができた。しっかり当たって腕を伸ばして自分の突き押しができた」と会心の内容だった。

 日大時代に全国学生相撲体重別大会135キロ以上級3位などの実績を持つ城間に対して、大凜山は愛知・一宮工業高(現・一宮工科高)ラグビー部出身。相撲経験なく角界入りし、昨年夏場所で初土俵を踏んだ。相撲を始めてから約1年半で強敵を破る“番狂わせ”。急成長を遂げた20歳は「毎日稽古頑張った甲斐があった」と自信を深め、将来性の高さを感じさせた。

 今場所は部屋の関脇・若元春(30)の付け人を務めており、アドバイスをもらう機会も増えてきたという。突き押しが得意で、兄弟子の元幕内・荒篤山(29)や同期入門の幕下・丹治(17)らの相撲も参考にしている。「良い部屋に入ったなと思っています」。地道な稽古で着実に力をつけた。

 来場所は自身初の三段目昇進が確実。「一番の目標は幕内だけど、関取を前提にまずは幕下に上がること。一歩ずつゆっくり自分のペースでいけたらなと思います」。無限の伸びしろを持つ大器が、大きな夢を描いた。

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