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昨年国体優勝の日大出身・川渕一意が木瀬部屋入り 体重200キロの大器 幕下付け出し資格承認

2024年05月30日 16:59

相撲

昨年国体優勝の日大出身・川渕一意が木瀬部屋入り 体重200キロの大器 幕下付け出し資格承認
木瀬部屋入門が決まった川渕一意(23年6月撮影) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で理事会を開き、昨年の国体で優勝した日大出身の川渕一意(22)の幕下最下位格付け出し資格を承認した。
 大阪市出身の川渕一意は、金沢学院高、日大でともに1年時から全国トップレベルで活躍。体重200キロ近い巨体を生かした前に出る相撲が持ち味で、高校時代は世界ジュニア選手権金メダルなど5冠、大学時代は国体優勝など6冠と数々のタイトルを獲得した。

 注目されていた入門先は、兄の三段目・川渕(23)が在籍する錣山部屋ではなく、師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)を始め8人の日大OB(親方含む)が在籍する木瀬部屋に決まった。

 幕下付け出しデビューした夏場所で6勝1敗の好成績を収めた学生横綱・草野(22=伊勢ケ浜部屋)は日大相撲部の同期。昨年10月の国体個人戦では、川渕が決勝で草野を破って優勝を決めていた。大学時代には、夏場所幕内優勝の大の里(23=二所ノ関部屋)を2度破ったこともある大器。尊富士や大の里らに続く、学生相撲出身期待の即戦力がまた一人、大相撲の世界に入ってきた。

 ◇川渕 一意(かわぶち・かずま)2001年(平13)11月12日生まれ、大阪市港区出身の22歳。東大阪相撲道場で幼少期から相撲を始め、小4で全日本小学生優勝大会優勝。石川・犀生中に相撲留学し、3年時に全国都道府県中学生大会団体戦優勝。金沢学院高(現・金沢学院大附属高)2年時に全国高校選抜大会優勝。3年時に全日本個人体重別(ジュニアの部)100キロ以上級優勝、全国高校選抜十和田大会優勝、全国高校選抜宇佐大会優勝、世界ジュニア選手権重量級優勝。日大1年時に全国学生体重別135キロ以上級3位、全日本選手権3位、東日本新人選手権2位。2年時に全国学生体重別135キロ以上級3位、全国学生選抜大会3位。4年時に全国大学選抜宇佐大会優勝、全国選抜大学社会人対抗九州大会準優勝、東日本学生選手権優勝、東日本学生体重別135キロ以上級優勝、全国学生体重別135キロ以上級優勝、全国選抜大学実業団刈谷大会優勝、国体優勝。身長1メートル87、体重199キロ。1歳上の兄・一誠(かずと)は錣山部屋の三段目・川渕。

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