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新十両・嘉陽 後輩大の里に続く!中高大で一緒、付け人も経験「いろんな人と稽古できたのが良かった」

2024年05月30日 04:45

相撲

新十両・嘉陽 後輩大の里に続く!中高大で一緒、付け人も経験「いろんな人と稽古できたのが良かった」
新十両昇進を決め、会見を行った嘉陽(左)と師匠の二所ノ関親方 Photo By スポニチ
 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、日体大出身の嘉陽(24=二所ノ関部屋)と生田目(なばため、22=二子山部屋)の新十両昇進を発表した。再十両は膝のケガで三段目転落から再起した藤青雲(26=藤島部屋)で6場所ぶりに復帰する。
 国技館の記者クラブで会見した嘉陽は「まだ実感は湧いていないが、うれしいです。どんどん上へ行きたい」とはにかみながら話した。沖縄県出身だが、新潟県の能生(のう)中に相撲留学。海洋高から日体大に進み、22年夏場所で三段目90枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。

 大の里は中学、高校、大学で1年後輩。夏場所優勝は「うれしかったし、凄いと思った」と笑顔を見せるが、悔しさもあったという。「自分も頑張らないとと思ったし、刺激を受けている」。東幕下筆頭だった今年の初場所は相手のことなどを考え過ぎて3勝4敗と負け越し。西幕下筆頭で迎えた夏場所は「自分の相撲だけを取ろうと思った」と切り替え、5勝を挙げた。

 春巡業で大の里の付け人としてフル参加したことも転機になったといい「いろんな人と稽古できたのが良かった」と振り返った。

 1メートル71と小兵だが、鋭い出足がセールスポイント。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)も「独特な力感というか、嘉陽にしかできないような押し相撲を磨いて、いずれは大の里を超え、自分が主役になるくらい頑張ってほしい」と期待した。 

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