野球、サッカーの強豪・履正社がラグビー部を新設 一からつくり上げる“情熱家”の監督を公募へ

2023年11月29日 05:00

ラグビー

野球、サッカーの強豪・履正社がラグビー部を新設 一からつくり上げる“情熱家”の監督を公募へ
花園ラグビー場 Photo By スポニチ
 プロ野球・阪神の38年ぶり日本一に貢献した坂本誠志郎捕手の母校で、高校野球や高校サッカーの強豪として知られる履正社高校(豊中市)がラグビー部を新設し、指導にあたる監督を広く公募する方針を決めたことが28日、明らかになった。履正社は近日中に会見を開く。
 2019年夏の甲子園大会で井上広大(阪神)を擁して全国制覇を果たした履正社は、サッカー部も大阪有数の強豪校で、22年のW杯カタール大会日本代表FW町野修斗(独2部キール)らを輩出している。

 ラグビー部は13年度まで活動していたが、部員が集まらず、活動を終えていた。だが、W杯での日本代表の活躍を受け、ラグビーの教育的価値を見直す議論が学内であり、新しい指導者を迎えて強化を目指す方針が固まり、高校ラグビー部としては異例の監督公募を実施することになった。

 25年4月からの活動を目指しており、公募で決める監督は24年から履正社の教職員として採用する予定。高校教員または職員として一定の水準を満たし、ラグビー部を一からつくり上げる情熱が公募の基準になる。履正社では近日中にも募集要項を発表する予定で、どんなキャリアの持ち主が名乗りを上げるのか注目が集まる。

 ▽全国屈指の激戦区 冬の花園大会大阪勢の優勝回数上位校は、常翔啓光学園7度(全国3位)、東海大大阪仰星6度(同5位)、常翔学園5度(同7位)。直近10大会で大阪勢が5度優勝している。09年度以降22年度まで大阪から冬の花園大会に出場した学校は常翔学園、東海大大阪仰星、大阪桐蔭、大阪朝鮮高のみで、14年間この4校が3枠ある大阪代表の座を分け合ってきた。今冬は創部11年目の関大北陽が初出場。大阪から花園初出場校が誕生したのは03年度の大阪朝鮮高以来20大会ぶり。

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