ラグビー日本代表HCにエディー氏9年ぶり復帰 27年W杯豪州大会へ24年1月1日付就任

2023年12月14日 05:00

ラグビー

ラグビー日本代表HCにエディー氏9年ぶり復帰 27年W杯豪州大会へ24年1月1日付就任
アドバイザーを務める東京SGの練習を笑顔で見守るエディー・ジョーンズ氏 Photo By スポニチ
 日本ラグビー協会は13日、男子15人制日本代表の次期ヘッドコーチ(HC)に、オーストラリア出身のエディー・ジョーンズ氏(63)が就任すると発表した。同日開かれた理事会で、土田雅人会長(61)を委員長とする選考委員会案が承認された。同氏は南アフリカを破るなど歴史的3勝を挙げた15年W杯以来、9年ぶりの復帰。就任は24年1月1日付で、27年W杯に向けた代表強化を託された。新HCは14日、東京都内で就任会見に臨む。
 ジョーンズ氏の再登板が決まった。4年契約で27年W杯オーストラリア大会まで指揮する。日本協会の岩渕健輔専務理事は理事会後に会見し「これまでの結果、成績、パフォーマンスなどいろんな議論が行われた。ビジョン、計画、今後のラグビースタイルで最も高い評価を受けたのがジョーンズ氏だった」と話した。

 次期HC人事を巡っては、日本協会が今春から水面下でジョーンズ氏と接触。7月に選考業務の一部を外部機関に委託し、公募を行って80人の候補者リストを作成した。岩渕専務理事によると、8月25日に外部機関が15年W杯の経験などを情報収集するためにジョーンズ氏と接触し、その後に他薦があったという。最終候補は3人に絞り込まれ、今月7日に都内で強化計画などをプレゼンテーションする面接を行った末、当初の方針通りジョーンズ氏を選んだ。

 岩渕専務理事は選定した理由を「W杯の優勝に導けるかがポイントとなった」と説明。4年後に向け、さらなるレベルアップを名将に求めることになる。

 ◇エディー・ジョーンズ 1960年1月30日生まれ、オーストラリア・タスマニア州出身の63歳。現役時代のポジションはフッカー。92年に現役引退後、95年から東海大でコーチ業を開始。国代表ではオーストラリア、日本、イングランドを指揮し、W杯では準優勝を2度経験。現在はリーグワン1部の東京SGでディレクター・オブ・ラグビーを務める。母が日系米国人2世で、家族は日本人の妻と1女。

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