日大アメフト部は廃部でなく「支援打ち切り」でゼロから再出発を 青学大駅伝部・原監督が熱弁

2023年12月14日 18:16

駅伝

日大アメフト部は廃部でなく「支援打ち切り」でゼロから再出発を 青学大駅伝部・原監督が熱弁
<青学大・原監督 会見>壇上で話す青学大・原監督(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 来年1月2、3日の箱根駅伝に出場する青学大の原晋監督が14日、都内の日本記者クラブで「大学どこへ」をテーマに会見した。箱根駅伝のあり方や大学がスポーツ強化に取り組む意義などを語った。
 同じ大学スポーツの問題として、違法薬物問題で廃部の方針が決まっている日大アメリカンフットボール部についても言及。「いろいろな情報の中で3人目4人目、長くにわたってそういう行為が行われていた事実が判明されてきた。そこに対して学生が反省していかないといけない。それが大前提」とした上で「大学スポーツに廃部という概念はないと私は思う。企業スポーツならその概念はある。クラブ活動は教育活動の一つ。廃部という概念はない。ただ、言葉を変えて支援を打ち切る概念」と話した。

 「同好会やサークル活動の学生の皆さんは、勉強外の空いた時間を自分のお金を利用して、有志が集まって、いろんな施設を自分のお金で自分で申し込んで、お金を払って活動している」と一般学生を引き合いに「日大アメフト部の皆さんは立派な競技場、立派な合宿所、特別スポーツ推薦で入る仕組み、強化金、監督コーチも大学からのお金で雇われ。こんな支えられているスポーツって箱根駅伝は今ありますけど、他の大学スポーツでありますか」と力説した。

 「それだけのことを受けながら、そういう行為をやった事実がある。廃部の概念はないので、支援打ち切られる。自分のものは自分でやる。アパートを自分で借りて、3食自炊して、時間を取ってみんなで集まって、運動用具を自分で買って、スポーツできる環境を自分で予約をして。自分たち学生で戦略を立てて競技に打ち込む。当然じゃないですか。そこからスタートです。私はそう思います」と力強く意見を述べた。

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