【福山巡業】朝乃山が幕下力士に連日の胸出し 来年の目標は大関復帰「前の番付に戻れるように」

2023年12月16日 16:46

相撲

【福山巡業】朝乃山が幕下力士に連日の胸出し 来年の目標は大関復帰「前の番付に戻れるように」
積極的に幕下以下の力士たちに稽古をつける朝乃山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の冬巡業が16日、広島県福山市の「エフピコアリーナふくやま」で行われた。
 幕内・朝乃山(29=高砂部屋)は、前日に続いて関取衆の申し合い稽古が始まる前の早い時間から土俵に上がり、幕下の大青山(23=荒汐部屋)や大喜翔(23=追手風部屋)らに稽古をつけた。

 立ち合いからぶつかり稽古のように胸を出して押させたり転がしたりする「あんま」と呼ばれる稽古法。巡業の稽古では、これまで元大関・栃ノ心らベテランの実力者が中心となって若手の育成に努めてきた。朝乃山がその役を担うのは、今回の冬巡業が初めて。この日は関取最年長39歳の玉鷲(片男波部屋)や佐田の海(36=境川部屋)とともに積極的に胸を出し「下の(番付の)人たちに胸を出すことも大事な稽古かな」と話した。

 朝乃山は10月末に左ふくらはぎを負傷した影響で九州場所は初日から休場。8日目から途中出場して4勝4敗7休の負け越しに終わった。ケガの状態は「大丈夫です」としながらも、まだ関取衆の申し合いに参加することができず万全でない様子。「相撲は取りたいけど、ここで焦ってまたケガしたくないので」と慎重な姿勢で、ケガをしている中でできることに努めた。

 今年は十両に復帰したところから始まり、東前頭筆頭まで番付を戻してきた。目標に掲げていた「年内三役復帰」はかなわず。「ケガで2回休場してしまったので悔しい。求められる成績としてはもの足りない」と振り返った。来年へ向け「ケガしないように体を作って良い成績を残したい。前の番付に戻れるように、高い目標を持ってやっていきたい」と大関復帰を目標に掲げた。

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