二所ノ関親方が育てた幕内1号・大の里 所要4場所スピード出世も「ここからが大事」
2023年12月26日 04:44
相撲
幕下10枚目格付け出しデビューから所要4場所での昇進は、かつて「怪物」と呼ばれた雅山や逸ノ城らに並ぶ昭和以降3位タイのスピード記録。いきなりの大活躍も期待されるが「先のことは考えず勝ち越し目指して頑張りたい。ここからが大事」と謙虚に意気込んだ。
会見に同席した師匠の二所ノ関親方は「あくまでも通過点。横綱大関になる素材ではあると思う。僕みたいに遠回りしない方がいい(笑い)」と自虐も交えながら愛弟子のさらなる出世に期待を込めた。自身は新入幕だった04年九州場所で9勝6敗。愛弟子には「敢闘賞がもらえるので10番勝ってほしい」と、自身が届かなかった2桁勝利を厳命した。2024年は年男となる大の里。憧れの師匠の背中を追う、新たな戦いが幕を開ける。