清鶴敏也氏 桐蔭学園、東福岡、佐賀工のAシード勢が優勝争いの軸 全国高校ラグビー

2023年12月26日 09:00

ラグビー

清鶴敏也氏 桐蔭学園、東福岡、佐賀工のAシード勢が優勝争いの軸 全国高校ラグビー
大会シード委員長の清鶴敏也氏 Photo By スポニチ
 第103回全国高校ラグビー大会は27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。大会シード委員長を務める清鶴敏也氏(62)が今大会を展望。桐蔭学園(神奈川)、東福岡(福岡)、佐賀工(佐賀)のAシード3校を優勝候補に挙げた。
 【清鶴敏也の目】優勝争いはAシード3校が軸になる。今春の選抜大会を制した桐蔭学園は総合力の高さが際立つ。大会連覇を狙う東福岡も同等の力を備えており、選手層も厚い。夏の7人制大会を制した佐賀工も力は十分にある。

 佐賀工は6月の九州大会決勝で東福岡に16―17で惜敗。単独チームで臨んだ10月の国体決勝では東福岡の選手が中心の福岡に27―28で競り負けた。ともに1点差で、力は拮抗(きっこう)している。このAシード3校を追うのが大阪桐蔭と東海大大阪仰星。Bシードでは2校の力がやや抜けている印象だ。

 初出場でBシードの関大北陽は激戦区に入った。1回戦の好カード、天理―早実の勝者と2回戦で対戦する。順当なら天理が勝ち上がるだろう。天理は今大会ノーシードだが、昨大会は4強入りした手ごわい相手。仮に2回戦を突破しても尾道や流通経大柏が同居するブロックで、タフな戦いが続くだろう。

 今大会はBシード校とシード漏れの学校に実力差が少ないのも特徴の一つだ。おもなシード漏れは天理、京都成章、流通経大柏、長崎南山。いずれも花園を熟知する常連校で、2回戦は波乱含みの試合が増えそうだ。

 今大会から部員不足による合同チームの参加が可能となった。若狭東と敦賀工がチームを編成して花園へやって来る。両校にとっては大きな一歩で、注目してほしい。 (同志社香里監督、大会シード委員長)

おすすめテーマ

2023年12月26日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム