【高校ラグビー】大畑大介氏が選ぶ大会ベスト15

2024年01月08日 08:00

ラグビー

【高校ラグビー】大畑大介氏が選ぶ大会ベスト15
<桐蔭学園・東福岡>後半、突破を図る桐蔭学園・城(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー 決勝   桐蔭学園8―5東福岡 ( 2024年1月7日    花園ラグビー場 )】 Aシード校同士による決勝が7日に行われ、桐蔭学園(神奈川)が前回王者の東福岡(福岡)を8―5で破り、3大会ぶり4度目の優勝を飾った。テストマッチ通算69トライの世界記録を持ち、日本人2人目のワールドラグビー殿堂入りも果たした大畑大介氏(48)が今大会のベスト15を選出。MVPに桐蔭学園のNo・8城央祐(3年)を挙げた。攻守で体を張り続けた60分間。部員103人をまとめ上げたリーダーシップを称えた。
 接点で常に圧力をかけ、ボールキャリアーとしても前に出る推進力に秀でた城選手がMVPです。試合のパフォーマンスはもちろん、試合外の立ち居振る舞いも「春冬2冠」にふさわしいリーダーだった。

 大阪桐蔭の西野陽選手、茗渓学園の川村航平選手ら今大会はフッカーに好素材が目立った。長く日本代表を引っ張ってきた堀江翔太(リーグワン埼玉)の活躍や影響力と決して無縁ではないだろう。中部大春日丘のNo・8浜浦幸太郎選手は高校日本代表候補にフッカーで選出されたように、大学進学後は2番に専念すると聞く。名護のFB宮里快一選手とともに将来が楽しみな選手の1人だ。

 2年生では佐賀工WTB内田慎之甫選手が出色の活躍だった。準決勝・東福岡戦は5分間で3トライ。狭いスペースでの加速力、競り合いにも負けない力強い走りは見事だった。小柄だが、馬力もある。W杯2連覇に貢献した南アフリカ代表WTBコルビ(東京SG)のようなタイプで、さらなる成長に期待したい。(元日本代表WTB)

 <大畑大介セレクト ベスト15>
 (1)井吹 勇吾(桐蔭学園3年)
 (2)西野  陽(大阪桐蔭3年)
 (3)茨木 海斗(東福岡3年)
 (4)中森 真翔(桐蔭学園3年)
 (5)坪根 章晃(東福岡3年)
 (6)松崎 天晴(東福岡3年)
 (7)福田 大和(中部大春日丘3年)
 (8)城  央祐(桐蔭学園3年)
 (9)井上 達木(佐賀工3年)
 (10)井上 晴生(東福岡3年)
 (11)斉藤 桜暉(中部大春日丘3年)
 (12)福田 正武(国学院栃木3年)
 (13)白井 瑛人(桐蔭学園3年)
 (14)森尾 大悟(茗渓学園3年)
 (15)小野沢謙真(静岡聖光学院3年)

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