【春高バレー】駿台学園が連覇&2冠 三宅兄弟が躍動 雄大「強さを証明できた」

2024年01月08日 17:24

バレーボール

【春高バレー】駿台学園が連覇&2冠 三宅兄弟が躍動 雄大「強さを証明できた」
スパイクを決める三宅雄大(中央)手前が弟の三宅綜大(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 【バレーボール全日本高校選手権最終日   駿台学園3―0福井工大福井 ( 2024年1月8日    東京体育館 )】 男子決勝が行われ、駿台学園(東京)が福井工大福井(福井)に3―0(25―22、25―15、25―21)で勝って2年連続3回目の優勝を飾った。昨年のインターハイとの2冠も達成した。
 最後の1点は三宅兄弟が決めた。第3セット、マッチポイントをつかむと、セッター三宅綜大(2年)が上げたトスを、ライトからオポジット三宅雄大(3年)が叩き込んだ。

 兄の雄大は「正直自分じゃないだろうと思った。自分に決めてほしいという思いで上げてくれたのでうれしかった」と笑顔。弟の綜大は「先生から“クイックで行け”と言われてたけど雄大で終わりたいと思って上げた」。梅川大介監督の指示を無視してホットラインを完遂させた。

 2人とも姉の影響で小学1年時に印旛ヴィクトリー(千葉)でバレーボールを始めた。駿台学園中、駿台学園高と同じ道を歩み、弟がセッター、兄がアタッカーのコンビで活躍してきた。

 挫折も乗り越えた。昨年、インターハイを制覇した後、秋の国体で高川学園(山口)に敗戦。「自分のせいで負けた。チームに迷惑を掛けた」と責任を背負い込んだ綜大は「バレーボールが楽しくない」と漏らした。

 雄大は「あまり声を掛けるのも良くない」とあえて励ましの言葉は掛けずプレーのアドバイスを送った。徐々にモチベーションを取り戻した綜大は「また一から頑張ろう、春高で連覇を目指そうという思いで頑張った」。

 そして兄弟で戦う最後の春高で日本一になった。雄大は「注目されてプレッシャーはあったけど、優勝して強さを証明できた」と胸を張り「来年は3連覇がかかるのでプレッシャーがかかると思うけど、自分たちらしく戦ってほしい」と後輩に3連覇を託した。

 最上級生となる綜大は「3連覇のプレッシャーは感じすぎないで、そこを目標にしながら1年間頑張りたい」と決意を新たにした。

おすすめテーマ

2024年01月08日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム