創部100周年の明大 SO伊藤「シンプルに全力を出し切る」13日・ラグビー全国大学選手権決勝

2024年01月08日 14:45

ラグビー

創部100周年の明大 SO伊藤「シンプルに全力を出し切る」13日・ラグビー全国大学選手権決勝
13日の決勝に向けて意気込みを語った明大のSO伊藤耕太郎 Photo By スポニチ
 明大ラグビー部は8日、5大会ぶり14度目の頂点を目指す13日の全国大学選手権決勝(東京・国立競技場)に向けて、東京都世田谷区の八幡山グラウンドで練習を行った。近年の慣例通り、この日から冒頭のウオーミングアップを除き完全非公開で行われ、グラウンド周辺は静寂と緊張感に包まれた。
 今年が創部100周年という節目の年となっている明大は、関東大学対抗戦では6勝1敗で2位。大学選手権は準々決勝から登場し、筑波大に45―7、関西王者の京産大を52―30で破り、通算26度目の決勝進出を決めた。その決勝で覇を競うのは、昨年11月に11―43と完敗した帝京大。今回もタフな80分間になることが必至だが、SO伊藤耕太郎(4年)は「最後の2チームに残ることができて、まずはうれしい。ラストイヤーに決勝に出られる喜びがある。悔いのないように毎日意識して準備している」と意気込んだ。

 2カ月前の対戦ではオフザボール(ボールを持っていない選手やシーン)の動きで帝京大と明らかな差があったといい、その後は意識付けと練習での修正を図って、下馬評では不利と見られた昨年12月の早大戦も58―38と快勝した。さらに2カ月前は試合直前の脚のケガで不在だったCTB広瀬雄也主将(4年)が2日の準決勝から復帰。2年次から10番―12番でコンビを組んできた伊藤も、「ゲームメークで余裕ができた。ずっと一緒にやってきた感覚もあるので」と歓迎した。

 日本ラグビー界に大きな足跡を残してきた部の100周年に際し、OBや大学関係者などからの期待はヒシヒシと感じている。それでも伊藤は「歴史の重みは感じるが、プレッシャーを感じることはない。シンプルにラストイヤーなので、全力を出し切りたい」と平常心で決戦に臨む気構えを示した。

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