異色の駅員スイマーが好タイムで2位「パリ五輪代表に入りたい」男子200M平泳ぎ

2024年01月21日 18:16

水泳

異色の駅員スイマーが好タイムで2位「パリ五輪代表に入りたい」男子200M平泳ぎ
深沢大和 Photo By スポニチ
 【競泳北島康介杯最終日 ( 2024年1月21日    東京アクアティクスセンター )】 男子200メートル平泳ぎは渡辺一平(26=トヨタ自動車)が2分7秒02で優勝した。深沢大和(23=東急)が自己ベストを更新する2分7秒98で2位に入り、花車優(23=イトマン東京)が2分8秒04で3位。3月のパリ五輪代表選考会に向けた強化期間で、3選手とも五輪の派遣標準記録2分8秒48を上回るハイレベルなレースだった。
 最後の50メートルで2人を抜いて表彰台に立った深沢は昨春に慶大を卒業し、東急に就職。田園調布駅で駅員を務めた経歴を持つ。都市開発を志して入社したが、五輪への夢を諦めきれずに仕事と平行して競技を続けてきた。会社側に直談判して、昨年10月からは競技に専念。この種目の男女の第一人者である渡辺、渡部香生子(27=MEUGI)とともに練習に励んできた。

 主力選手が集う今大会で結果を出し「前哨戦と位置づけていた大会なのでうれしい。パリ五輪に行けなかったら競技に専念できるのは選考会まで。パリ五輪代表に入りたい」と視線を上げた。代表選考会まで残り2カ月。異色の駅員スイマーが最後の追い込みに入る。

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