【玉ノ井親方 視点】朝乃山は攻め急いだのが敗因 痛めた右足首の状態が気がかりだ

2024年01月21日 19:44

相撲

【玉ノ井親方 視点】朝乃山は攻め急いだのが敗因 痛めた右足首の状態が気がかりだ
<初場所中日>玉鷲にすくい投げで敗れた朝乃山は右足を気にする(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所8日目   ●朝乃山(すくい投げ)玉鷲○ ( 2024年1月21日    両国国技館 )】 朝乃山の敗因は攻め急ぎ過ぎたことだ。少し、もたいない結果になってしまった。
 組むのを嫌がった玉鷲が徹底して突き放してきたため、負けじと応戦。そして、うまく右がのぞいたところでチャンスとばかりに一気に出ようとした。

 だが、まわしに手がかかっていなかったため、相手に横に振られた時に足が流れる形になり、右足の裏が返ってバランスを崩し、そのまま倒れ込んだ。

 勝負の流れはつかんでいた。馬力のある相手を押し込み、右がのぞいたところで前に出るのは定石通りだった。しかし、玉鷲が横に振った動きにたまたまタイミングが合ってしまい、体が流れてしまった。不運といえば不運。だが、こういうことはよくあることだ。

 気になるのは捻った右足首の状態。土俵下に落ちた時にすぐに起き上がれず、ちょっと気にしている様子だった。

 後半戦は上位と当たる可能性が大きいだけに、大事に至らなければいいのだが。
(元大関・栃東)

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年01月21日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム