霧島、師匠の定年前最後の場所へ「またチャンスをつくりたい」 春場所連覇で再び起点に

2024年02月28日 14:25

相撲

霧島、師匠の定年前最後の場所へ「またチャンスをつくりたい」 春場所連覇で再び起点に
弟弟子3人を束になって押す稽古をする霧島(右端) Photo By スポニチ
 2年連続春場所制覇を目指す大関・霧島(27=陸奥部屋)が28日、堺市の部屋で本格始動した。幕下以下の弟弟子に24番胸を出し、さらに16番一丁押し。計40番汗を流し、稽古の締めには弟弟子3人を束になって押す稽古も行った。
 「久しぶりだけどそんなに体は落ちてない。これから戻していきたい」と春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)への意欲を語った。

 昨年春場所での初優勝を経て、夏場所後に大関昇進。その後、九州場所で13勝して今年初場所が初の綱取りだったが11勝でかなわなかった。

 特に2敗で迎えた14日目。場所後に大関昇進する琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)に寄り切られて3敗へ転落した。「最近勝っていたのに負けた。まだ足りなかった」。琴ノ若には4連勝中だった。「気持ちの問題」と改善点ははっきりしている。

 春場所後には師匠の陸奥親方(元大関・霧島)が65歳の定年を迎える。後継者がいない陸奥部屋は消滅するため、陸奥親方が所属力士の希望を個々に聞き、移籍先を探している。

 「親方が言わないと言えません」。霧島は陸奥部屋所属としての最後の場所へ、「もちろんいい成績を残したい。またチャンスをつくりたい」と再び綱取りの起点とする意気込みだ。

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