宮城野部屋師匠代行の玉垣親方「再発したら私も含めてクビ」強い覚悟と思いやり「頑張る姿を見たら…」

2024年02月28日 17:50

相撲

宮城野部屋師匠代行の玉垣親方「再発したら私も含めてクビ」強い覚悟と思いやり「頑張る姿を見たら…」
師匠代行として宮城野部屋の稽古を見守り、報道陣の取材に応じた玉垣親方(元小結・智乃花)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲の玉垣親方(59、元小結・智乃花)が28日、大阪市天王寺区の宮城野部屋で師匠代行として初めて稽古を見守った。
 宮城野部屋では北青鵬による暴力事件が発覚し、23日の理事会で引退届が受理。宮城野親方は2階級降格等の処分に加え、監督義務違反等に問われて師匠の立場を外れていた。玉垣親方は27日に師匠代行を正式に命じられ、同日夕方に宿舎入り。春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)が終わるまでは宮城野部屋の力士たちと寝食をともにする。

 「覚悟はしています」と重責を担う師匠代行。「再発したら私も含めてクビ。二度とこういうことを起こさないために、私が来ているわけですから」。部屋存続の危機から救うための、並々ならぬ覚悟を語った。

 春場所後は所属する伊勢ケ浜一門預かりとなっているが、具体的な処遇は未定。「協会やコンプライアンス委員会の決定に従うだけ。総合的な判断で厳しい判断が下るかもしれない」と、部屋閉鎖といった最悪の事態も視野に入れつつ「一生懸命頑張っている力士の姿を見たらだんだん情が出てきますよ。残されている子たちの将来を閉ざすのではなくて生かせる形で最善の処遇を…」と正直な胸の内も明かした。

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