【Bリーグ】26年からの「B.革新」概要発表 年俸総額、ドラフトなど導入 移動はグリーン車に?

2024年02月28日 17:18

バスケット

【Bリーグ】26年からの「B.革新」概要発表 年俸総額、ドラフトなど導入 移動はグリーン車に?
B革新の競技に関する制度概要の発表会見にンゾオムBリーグの島田慎二チェアマン Photo By スポニチ
 プロバスケットボール男子のBリーグは28日、東京都内で会見を開き、26~27年シーズンから新たにスタートする「B.革新」の競技に関する制度設計を発表した。現行リーグからの主な変更点はサラリーキャップ(年俸総額)制の導入、オンザコートや移籍ルールの変更、ドラフト制度の導入などで、会見に臨んだ島田慎二チェアマンは「世界一、型破りなライブスポーツリーグにしたい」と話した。
 現在のB1に当たる最上位のBプレミアは、年俸総額の範囲を5~8億円に設定。ただし「スター選手条項」として登録選手のうちの1人分は、金額に関わらず1・5億円として計上できる。今後、平均年俸が約14億円とされるNBAの大物選手を獲得するクラブが現れることを想定し、同条項が盛り込まれたという。

 またBプレミアではオンザコートフリーとし、外国籍選手や帰化/アジア特別枠の選手を含めて一切の制限を設けないことになった。より試合のレベルを高めるのが目的で、島田氏は「当初から決めていた。プレミアは(NBAに次ぐ)世界第2位のリーグを目指すことを念頭している。ヘッドコーチがベストの選択をできることになる」と説明。リーグは日本代表活動期間も開催される予定で、戦力維持の観点からも「この制度が必要」と話した。

 新たに導入されるドラフト制度は、毎年9月1日~12月上旬に申請期間を設け、高校や大学の集大成の大会直後となる1月にドラフトの開催を想定している。前年度順位の下位から指名していくウェーバー方式が採られる。またウェーバー方式の採用により、選手側が不利益を被らないため、1巡目指名の高校選手は1400万円などの年俸保証額を設定。例えば移動はグリーン車を利用するなど、クラブ側には一定水準の練習環境や生活環境の整備も義務づけ、環境を整えられないクラブはドラフト参加権をはく奪されるという。

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