師匠代行の玉垣親方が宮城野親方や力士たちに訓示「今後の心構え」“成松先生”が教育的指導

2024年02月28日 15:36

相撲

師匠代行の玉垣親方が宮城野親方や力士たちに訓示「今後の心構え」“成松先生”が教育的指導
師匠代行として宮城野部屋の稽古を見守り、報道陣の取材に応じた玉垣親方(元小結・智乃花)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 大相撲の玉垣親方(59、元小結・智乃花)が28日、大阪市天王寺区の宮城野部屋で師匠代行として初めて稽古を見守った。
 この日の稽古は朝8時に始まり、11時30分過ぎまでみっちり3時間半。報道陣非公開の中、部屋頭の再十両・伯桜鵬(20)らが春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けて激しい稽古を行ったという。

 玉垣親方は27日に師匠代行を正式に命じられ、同日夕方に宿舎入り。その後、宮城野親方(元横綱・白鵬)を含む部屋の力士らを集めて訓示した。「今後の心構えですね。今の現状をしっかりと受け止めるように自覚してもらって、責任ある行動が取れるように。宮城野親方にもそういう心づもりでやってくださいと話しました。宮城野親方も部屋全体の不祥事として受け止めてますから、ただただ反省ですよ」。高校教師を辞めて角界入りした異色の経歴を持つ“成松先生”が再発防止に向けた教育的指導を行った。

 部屋の力士たちは原則、必要最低限の買い物や治療など以外の外出が認められていない。暴力事件の被害者たちが外出禁止の処罰を受けるという理不尽極まりない状況に対し「団体生活ですし部屋全体の問題だから致し方ない。みんなにそう見られますから」と説明。「かわいそうですけどね。みんな素直で良い子たちばかりで、しっかり受け止めているなと思いました」と“弟子”を思いやった。

 宮城野部屋では北青鵬による暴力事件が発覚し、23日の理事会で引退届が受理。宮城野親方は2階級降格等の処分に加え、監督義務違反等に問われて師匠の立場を外れていた。

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