天才ゴルフ少女の須藤弥勒がドラコンデビュー戦のチャレンジツアーで勝利「飛距離は技術」

2024年04月02日 06:30

ゴルフ

天才ゴルフ少女の須藤弥勒がドラコンデビュー戦のチャレンジツアーで勝利「飛距離は技術」
ドラコンデビュー戦でいきなり勝利した須藤弥勒 Photo By スポニチ
 史上初めてジュニアメジャー4冠を達成し、天才ゴルフ少女と呼ばれる須藤弥勒(ゴルフ5/太陽自動車)が先月末、岡山西GCで開催された日本ドラコン協会(JPDA)のチャレンジツアーで勝利をマーク。チャンピオンズリーグ昇格を決めたものの、日本を代表するドラコン界のトップ選手たちには圧倒的な差を見せつけられ、また1つ、新たな刺激を得た。
 弥勒は8月にJLPGAのツアーデビューが可能になる13歳の誕生日を迎える。それまでに必要な飛距離を身につけるべく、1年前からドラコンの日本チャンピオンで最長429ヤードの記録を持つ松本一誠に師事。飛距離を着実に伸ばし、人生初のドラコンの試合に挑んでいた。

 「いやぁ競技ゴルフと違い、豪快に振れるので楽しかったです」と言うものの、トップ選手たちの300~270ヤードのロングドライブには、キャリーで30~50ヤードの差をつけられたのも事実。「力が足りないので、もう一度出直してきます」と笑顔で振り返った。

 試合を観戦した父・憲一さんも「冷静に見て、ドラコン界トップ5の女子選手との差はかなり大きいですが、JLPGAの試合の準備に向けて凄く良い刺激を受けてまたハイレベルな練習に取り組めると思います」と前を向いた。

 もちろん、潜在能力の高さも見せた。競技委員長を務めたJPDAの松谷伸次代表は「キャリーで235~240ヤード飛んでいた球もあり、小学生とは思えない飛距離を出していました」と絶賛。ロングドライブのコーチである松本も「今回の結果は体重42キロしかない小学生の女の子がなぜ、世間から騒がれているのかという証明になると思います。2、3年後には女子ドラコン界で敵なし、JLPGAでもトップクラスの飛距離を持つ選手になることを確信しております」と自信満々に話した。

 日頃から「飛距離は技術」と話す天才少女が8月までにJLPGAのツアーで通用する飛距離を身につけられるか、注目される。

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